芝生管理の1年目
昨日の続きで芝生管理のお話です。
芝生を貼って1年目…
4月に新しい芽が出始め、とても爽やかな芝庭の光景となります。
5月ごろからグングンと成長をはじめ、密なグリーンとなっていきます。
このころ必要なのは「水遣り」です。
根があまり伸びていないものですから、水不足になりやすいんですね。
水が不足していると葉先が丸まったりします。
ただ、雨が適当に降ればすぐに復活しますし
このころは張り切って水遣りも負担に感じずにできると思います。
ちなみに一点注意点あり。
芝生を軒下まで貼られるケースがあります。
雨がかからない、夜露も落ちないところはたちまち乾燥してしまい芝生が枯れます。
軒下には芝生は貼らない方がいいのですが、貼ってしまってある場合は徹底的に水やりが必要と覚悟してください。
そして、1年目の勝負はここからです。
コーライ芝の成長の早さに驚かれることになるでしょう。
貼って1年目は芝の状況が良好なため、大抵グングン育つことが多いです。
6月から更に成長を早める芝を放置すると
アッと言う間にモサモサになって暑苦しくなってきます。
そこで必要なのがトーゼン「芝刈り」ですね。
芝は刈ってこそ美しく、刈れば刈るほど芽が密になっていきます。
何より芝刈りが必須になってくるのです。
で、どうやって刈るかというと
道具を高価な順に挙げると
手押しの電動芝刈り機…広い面積を刈るのには必須 狭いところは別の道具が必要
電動バリカン…手軽で求めやすい 狭いところで活躍
芝生用のハサミ…隅の方等に使用 余程の握力の方を除き長時間使ってられない
これらを利用します。
芝庭を始めるには道具に対する投資も必要ですね。
で、この芝刈りの頻度というと
毎月、成長が速い夏場は月2回くらい刈るのが望ましい、というのです。
問題はココです。
何でもそうですが、「続ける」ことの難しさを痛感するところです。
始めは興味もあって刈るのですが、徐々に飽きてきます。
もちろん、時間的な余裕も必要です。
この芝刈りを「継続」することができないと、芝庭は失敗へ向かっていくわけです。
芝刈りにも人生の教訓がある…と言えば大袈裟ですかね(笑)。
しかし芝生管理の本当の難しさを感じるのは、ここからなのです。
さらに次回に続く。