最近になって気付いたことがあります。

 

ヒラドツツジ

 

のことなんです。

 

 

サツキと並んで低木の代表選手みたいな位置づけになっています。
ヒラドとは長崎の平戸で交配されたことから来ており、日本で長く親しまれている低木です。

 

なんで、庭にヒラドツツジを提案すると

 

「ツツジだと、ちょっと和風なイメージじゃ…」

 

とか

 

「サツキやツツジはいいです。」

 

なんて話になったりしがちです。
実は私もそういう印象で捉えていた節もあります。

 

 

 

ですが、

 

植田はこのところヒラドツツジを違った印象で見ています。

 

 

ハッキリ言って、いいんです。
見直しました。コイツは使える樹です。

 

 

確かに、ヒラドツツジのみを使った植栽では工夫がないですし、先程の指摘にあてはまってしまいます。主役にするには地味なんです(花は派手なのにね)。

 

そう、主役ではしんどい…けど

 

脇役では…?

 

 

 

結論はココです。
脇役にするには素晴らしい植物だったのです!

 

ココはサツキと全く異なる点です。
サツキは脇役にしてもしんどいものがあり、やはりサツキのみを植え込みとして植えるしか使いにくいです。

 

ところが、ヒラドは違います。

 

微妙に形の整わない自然な樹形、高さの変化のある樹形がどこに植えてもフィットする。目立たないところへ植えてやると周りの景色に見事になじんで、主役の邪魔をすることも決してない。

 

 

そして主役をグイッと引き立てる役目を果たしてくれるんです。
もちろん、洋風のガーデニングであっても全く違和感がありません。

 

ちなみに、同じツツジでもキリシマやクルメなんかには当てはまらないのでご注意を。

 

 

今更ながら確信しました。

 

素晴らしき脇役、ヒラドツツジ。