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「ヤマボウシの葉っぱの先が枯れてきたんですけど大丈夫でしょうか?」

 

 

 

まさに夏真っ盛りの現在、あちこちでこの症状が見られるのではないでしょうか。

 

 

この症状は葉焼け、なんて言ったりしています。

 

葉焼けが起こるのは水不足が原因です。
そう申し上げると「水はあげているんですけど・・・」と皆様おっしゃいます。

 

これについては二つのことが言えます。

 

一つは水遣りの不足。

 

特に水道のシャワー等で水遣りをする場合は結構遣ったつもりが量的には少ないケースも多いのです。シャワーでバケツに水を貯めてみればわかります。
バケツを一杯にするのに結構時間がかかるものですよね。遣っているつもりでもバケツにすれば僅か、というケースもよくあると思います。

 

この時期、少々の水はあっという間に乾燥します。

 

 

もう一つは追いつかない、ということです。
昼間の強烈な陽射しと高温により、葉が乾燥するスピードに根から水分を補充するスピードが追いついていないのです。特に移植間もない樹は水分の吸収力が少ないですから、水遣りをしていても吸収が追いつかない場合もあります。

 

 

いずれにせよ

 

このところの酷暑の環境下では葉焼けは多かれ少なかれ発生する症状です。

 

特に

 

落葉樹に多く見られます。

 

ヤマボウシ、シャラ、ハナミズキ、そしてモミジなんかもよくあります。
ドウダンツツジなんかも焼けますね。

 

 

処置としては

 

水遣りをしっかりと、ということに尽きます。

 

 

 

そして

 

葉焼け=樹木そのものが枯れる

 

ではありません。

 

 

葉焼けの段階でとどまれば、来年また元気に芽をふいてくれます。
葉だけにとどまらなければ、次に細い枝が枯れます。

 

枝をつまんで曲げてみて、「ポキッ」と折れなければ大丈夫です。

 

 

また、少々の枝枯れがあっても樹木そのものは生きているケースも多いです。
その場合は枯れ枝を切ります。

 

 

そんなわけで

 

この時期の少々の葉焼けは
やむを得ない部分もあるんですね。

 

落葉樹はある程度付き物と考えた方がいいでしょう。

 

 

移植間もないものは特にそうです。
今年しっかりと根を伸ばして来年になれば状況は改善されます。

 

 

結論としては

 

 

 

あまり心配せずに
しっかりと水を遣ってください!

 

 

 

 

 

 

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