奈良の庭づくり専門店 リーフユニティ の植田です。

 

 

 

業界で次々と値上げの動きが続いています。

 

 

メーカーさんも、当然ビジネス。
このところの資材価格高騰で相当に収益を圧迫されたでしょうね。
ひょっとすると、逆ザヤの商品があったかも知れません。

 

利益の出ない行為はビジネスではなく慈善事業。
ですから値上げするのは売り手の自由ですし、当然の流れ。

 

 

しかし

 

 

その結果、ユーザーが離れたらどうなるのか・・・?

 

 

外構やエクステリアに関わる商品というのはユーザーと距離が大きい。

 

例えば自動車、電化製品、そして住宅設備・・・、いずれもエクステリアよりマーケットが大きくユーザーとの距離が近い。テレビCMはバンバン流れ、街中に取扱をする店が溢れている。

 

 

対してエクステリアは遥かに下を行っています。
自動車や電化製品のように買い換えられることが殆どありません。
エクステリアメーカーすら展示場を持つことのできないような規模です。

 

そしてそれだけユーザーとの距離が離れているんですね。

 

また、マーケットの規模が小さいということは
商品価格が安くなっていかない、ということになります。

 

 

 

薄型テレビやデジタルカメラが

 

「そんなに安くなってるの?」と感じる値段に較べて

 

ほんのちょっとの目隠しフェンスで5万円も10万円もかかっていては・・・
そりゃあ先にテレビ買いますって。

 

 

そんなエクステリア商材の価格が上昇して
購買側のユーザーとのバランスが取れなくなってしまったら

 

どんどん売れなくなりますわな。

 

 

 

そこのところが恐い。
メーカーさんはもっと恐れているでしょうけど。

 

 

「業界をもっと盛り上げて、ユーザーとの距離も縮めて、マーケット拡大をめざす」

 

なんてことは
田舎のイチ業者がほざいても屁の突っ張りにもなりません。

 

 

 

 

我々が考えるべきことは

 

 

「モノを売るのではなく、庭で創る生活シーンを売る」

 

 

そういうことかな、と考えます。

 

前者の価格は高くても、後者には価格以上の感動と満足が未だ尚あるからですね。

 

 

 

それにしても

 

いつか値下げになるときは来るんですかね?