足元の経済状況と地方建設業の動向

 

不況が叫ばれています。

 

 

サブプライムローン問題から端を発した米国金融危機が世界的に影響し、欧州や中国経済にも先行き不透明感が広がっている、と言ったところでしょうか。

 

 

米国経済が暗転し、米国の産業を象徴するとも言うべき自動車大手ビッグ3への公的資金投入問題がニュースに大きく取り上げられる一方で

 

国内自動車企業も大きく業績悪化の様子の中、工場派遣社員のカットなどもニュースでにぎわっている話題です。

 

その他、色んなところで不況が伝えられていますね。

 

また、地場では土木業者への風向きが冷たい様子。
今後数年間で相当数の業者が廃業に追い込まれるのでは、という声も。

 

 

そして住宅業界も建て替えマインドが冷え込む中、激しい受注競争が繰り広げられている模様。

 

 

 

こんなような厳しい環境下・・・なんて言葉が並びそうな時代にあるわけなんですが

 

 

 

 

我々には一切関係ありません。

 

 

実は不況でも何でもないのです。
おかげさまで、大変忙しいです。

 

 

なぜなら

 

 

 

我々は輸出企業ではありません。

 

我々は土建屋ではありません。

 

我々は新築外構専門ではありません。

 

我々は地域の業界内シェアの大半を占めているわけでも何でもありません。

 

 

 

 

 

 

 

唯一考えられるリスクは、過剰なマスコミ報道の影響による「消費マインドの落ち込み」なんですが

 

 

GDPの個人消費など、間違っても10%も減りません。今の日本の個人消費は底堅いものになっていますし、個人消費が激減する状況下になれば世の中もっと殺伐としてきます。今なんて平和なもんです。局部的な報道にはだまされやすいので注意が必要です。

 

 

要するに「経済」と「景気」は違うんです。
言い換えるならばGDPと日銀短観(もしくは景気動向指数)の数字の捉え方の違いです。

 

 

それに心配しなくても、この業界の消費マインドは元々高くありません。
一般ユーザーにとって馴染みが薄い業界なんです。おカネを使う優先順位は相当下位にあります。

 

 

そんな中で

 

 

お客様のニーズにしっかりお応えすれば、ちゃんとお声をかけてもらえます。

 

そして潜在的なニーズが大量に眠っている分野でもあります。

 

 

 

外部環境に影響されない経営ができる業種なんですね。
なんて、ありがたい業界なんでしょう。

 

 

経営者として時代の流れをしっかり見る必要はあります。
しかし中途半端に経済を語ると経営の大事な部分を見落とすことになりかねません。

 

 

 

昔とった杵柄でちょっと経済の話をまじえながら経営を語った植田でした。