今日の発表によると
失業率が過去最悪、有効求人倍率は過去最低…。

 

 

なかなか厳しいようですね。

 

 

 

「GDPが反転し、景気は底を打ったと言っても実感がない」

 

 

などという声も聞こえてきそうです。

 

 

 

 

 

 

そりゃ、当然です。

 

 

景気は「底」を打っただけで、水準としては低いことに変わりありません。
GDPは「対前期比」の数字を語る世界です。「サクタイ」ではありません。
一気に急降下したGDPが若干反発したにすぎません。

 

 

失業率…、これは景気の遅行指標です。
業績が悪くなった企業が人員削減すると言っても、時間がかかるのです。
そして、新規採用には慎重になります。底を打ってもいきなり採用なんてしません。

 

 

だから、景気の「底」打ちと失業率を並べて語ること自体がおかしいのです。

 

 

 

今日は少し、雇う方の立場の人間の声をお届けしましょう。

 

 

小さな会社の人件費って、大変です。
小さな会社では、人一人多くするだけで利益の大半がふっとびます。

 

経営者の立場からすると
人一人にかかる年間の人件費×5>1000万単位の設備

 

 

車を買えば5年以上使えます。

 

人一人雇うよりセルシオ一台買う方が遥かに安いわけです(若干荒っぽい論理ですが)。

 

 

 

ですから

 

 

 

それだけの期待や想いを持って、給料を払うのです。
その従業員と会社の成長を信じて払うのです。

 

 

 

ところが

 

 

それを理解して働いている人は、結構少ないと思います。

 

私も勤めている時にちゃんと理解できていたわけではないので、偉そうに言うことはできません。

 

 

 

しかし

 

 

 

もしも、仕事が見つからなくて苦労している方がいれば

 

これを機に雇う側の気持ちに応える想いを持たれてはいかがでしょうか。

 

 

職業の機会は決して権利ではありません。
働く場所がないのは政治や行政の責任ではありません。

 

仕事で価値を生み出せない人は、働く場所がないのです。

 

 

 

雇う側の想いを理解してくれて
もらうおカネの重みを理解できる

 

 

 

そんな人には

 

働くチャンスはいくらでもあると思うのです。