このところ芝生管理のネタが続いているわけですが

 

 

本日は芝生ネタ一休みです。

 

 

続きの話を楽しみにクリックいただいた方々には大変申し訳ありません。
(そんな人いないって(笑)?)

 

 

さっきお客様とお電話で話をしていて

 

「もう、最高のものを作っていただいて~、感動しているんです!」と

 

 

この上ないお言葉を頂戴したものですから
私も最高に嬉しい気分なのです。

 

 

ってことで

 

冷めやらぬうちに現場レポートしておきたいと思います。

 

 

 

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お客様の最大の悩みは

 

「水」

 

でした。

 

 

 

 

「庭に水が溜まって…」という相談を受けることもしばしばあるわけですが

 

こちらのお客様のお庭も水が溜まる構造になっていたんです。

 

 

 

水が溜まる、となると土質の水はけが悪いので…と考えがちですが

 

それだけではありません。

 

 

逆に言うと、そうそう水はけのよい土のお庭の方が珍しいです。

 

水はけが悪いと、土の入れ替えが必要…と思われるかもしれませんが

 

それは現実的ではありません。

 

 

いったい、どれくらい入れ替えるの?って話です。

 

20cmや30cm入れ替えたところで、その下が粘土質なら雨天時に表層がグチャグチャになる恐れがあります。

 

それだけ入れ替えるのででも、重機等が入れない限り地道な人力作業となり費用がかさみます。

 

 

まさか1mも土を入れ替えるなんて、トンデモナイ作業(=価格)です。

 

 

 

土が透水しないのは止むを得ません。
水は低い所に溜まるものです。

 

 

では、どうするか。

 

 

水は流せばいいんです。

 

 

高さを調整してやることと

 

水の出口を作ってやること

 

ですね。

 

 

普通、建物には樋が存在するので雨水排水設備が必ずあります。

 

しかし、戸建住宅の建築屋さんは庭まで雨水排水設備を作ってくれません。
(店舗や公共の建築物等では必ず外構の雨水排水も考慮するのですが)

 

 

ですので、庭の雨水排水は樋の雨水排水設備まで繋いで流してやればいいんです。

 

そんなときに活躍してくれるのが

 

 

 

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コイツ。

 

トリカルパイプというヤツですね。

 

パイプの上部が網目状になっており、水を受けることができます。
これを土中に埋めて流してしまおう、というわけです。

 

そして網目に土が詰まりにくくするため、砕石等を敷いてやります。

 

 

ちなみに、そうそう高価なものでも何でもありません。
土の入れ替えなんて考えるより遥かに安いものです。

 

 

 

 

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こちらが完成写真なんですが

 

 

板石で勾配をとりつつ溝を作ってトリカルパイプを埋設し
化粧砕石を敷いてデザインにもしました。

 

もちろん、高さ関係も調整してあります。

 

これで排水はバッチリ。
先日の雨のときも順調に水が流れていたようです。

 

 

もちろん、和洋折衷の庭のデザインにもご満足いただいたと思いますけど

 

何より御相談の一番のポイントが水のお悩みであり
それ故今回のご依頼だったと思います。

 

 

「水」というヤツは難しく予想だにしないことも多々ありますが

 

すごく当たり前のものでもあるんですね。

 

 

 

デザインや最新の商品もありますけど

 

 

お客様のお悩みや困りごとの御相談にしっかりとお応えしていくことが
地域の皆様に求められていることなんだと思うわけです。

 

 

 

Y様、今後も何か困ったことがありましたら何でもご相談くださいませ。

 

 

 

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