甲子園の星、その後。
少々ブログが滞っておりまして大変失礼いたしました。
元気にやっています。
言い訳はなしにして、しれっと再開します(笑)。
さて
昨日、藤浪が勝ちました
もう…
夢じゃないか、という次元です。
確かに
昨年のドラフト直後に藤浪の1年目を予測して藤浪は1軍でローテーションに入るピッチャーだと書きました。
しかし、実際にそれが実現している姿を目にすると
こんな事が本当にあるのか?という思いになってしまうのですね。
新人に期待しながらも裏切られ続け
いつしか淡い期待どころか冷めた目でしか見られなくなり
他球団で大活躍する新人選手を見ては「あれは、決して阪神では起こらない現象なんだ」と自分に言い聞かせる年月をどれだけ過ごしたか…(涙)。
いいじゃないか、井川と藤川球児が育ったというだけで。
あの暗黒時代には、それすら許されない時代を10年以上も耐え忍んだじゃないか、と。
ですから、藤浪に関して強い期待をしていたとは言え
フタを開けてみたら、あっけなく故障…とか
なぜかプロ入り後はストレートが130キロ台という、いつものオチ(?)に落ち着く可能性も僅かながら不安に思うところもあったわけです。
そして今
藤浪は勝っています。
実際、さほど詳細に投球を見ているわけではないのですが(私はテレビ観戦は数えるほどしかしません)。
ストレートは150キロを計測し、変化球はカットボールが効果的なようです。
コントロールも緻密ではありませんが四球で崩れる投手ではありません。
豪快にストレートでバッタバッタ三振を取る投手ではないにせよ、球威と変化球、そしてそのコントロールを高いバランスで兼ね備えたピッチャーなんです。
だから、勝てる。
投手のスカウティングは、ここが大事ですね…。
ともあれ
まだ19歳…!
末はダルビッシュか、田中将大か。
そんな果てしない夢のある選手を得ることができたのです。
そしてダルビッシュやマー君と同じく、藤浪には華がある。
比較的若いときから台頭した井川にも、確かに夢があったけれども
井川には華がなかった(ゴメン、井川クン。阪神の強い時代を作ってくれた井川クンには感謝と尊敬の想いでいっぱいなのだが)。
現段階での阪神の押しも押されぬエースになった能見も、遅咲きということもあってかイケメンなのに夢がない(ゴメン、能見クン、君にも絶対的エースとして絶大なる信頼を置いてます)。
何が井川や能見と最も違うか、というと
実力の世界とは関係ないのは承知ですが
藤浪は、春夏連覇した「甲子園の星」なんです。
甲子園の星が阪神で活躍するなんて
本当に本当に、思いつきません(苦笑)。
そしてその藤浪に対し
ドラフト2位で入団した同じく甲子園の星・北條の近況を知る方はどれほどいらっしゃるのでしょうか・・・?
北條の1年目については、ドラフト時に期待とともに一軍で通用するには時間がかかる、と書きました。
目下、ウエスタンリーグで
打率.162 ホームラン0
思った以上に苦労しているようですね…。
具体的な課題まではわからないのですが、多くの試合で9番・ショートでスタメン出場しており、元気なんだろうとは思います。
起用法から見る限り、平田監督が厳しくも、かつ温かく育成しているようです。
そして甲子園の星と言えば
驚いたのは直近の試合では
4番・一二三
キター!
という感じもしますが(笑)、こちらも期待されている模様ですね。
一二三についても当ブログで何度も書きました。
入団後キャンプでいきなり右肩痛でリタイヤ。
まさに、いつものオチかと思われましたが…、一二三にはバッティングがありました。
再三、私も野手転向を唱えていたのですが
予想以上に早々と野手転向が決まって、期待の大型野手となりました。
私にとっても思い入れの強い選手となり
何度もブログに書きました。
昨日の試合では、どうもフェンスに激突したとかでケガもあったようですが
ファームで4番を任されるほどにまで来たのか~と思うと、とても感慨深いところです。
そしてさらに、もう一人甲子園の星がいます。
歳内宏明。
スプリットを武器に夏の甲子園の2試合で30個の三振を奪った投手です。
思えば、一二三、歳内、そして北條とドラフト2位は「甲子園の星」枠となっています。
昨年、ルーキーイヤーに初登板で勝ち星こそつかなかったものの好投を披露しました。
しかし、今の歳内は…
一対、何をしているんだ!?
昨秋は体調不良でキャンプ不参加、という考えにくい事態となり
今年になって開幕後一軍でチャンスを与えられるも、結果を残せず。
ファームでも目を覆いたくなるような数字になっていますね…。
むしろ先日初登板を果たした同期の松田遼馬に期待が向かってる状況になってしまいました。
あのスプリットはどこへ行ったのか?
スプリットとともに、何とか輝きを取り戻してもらいたい・・・。
藤浪は確かに色んな意味で特別なんでしょうが
これからの「阪神の甲子園の星」たちに、期待したいです!