秋は別れの季節
雨、そして台風…
CS進出を賭けた最後の戦いに、どういった影響を与えるのか
なんて呑気な話をしている場合ではありませんが(過去最大級の台風らしい!?)
やはり直接対決が全てを決めることになるのでしょう。
で、阪神ネタを少し。
駐日の立浪選手など引退する選手がニュースになる季節でもあるのですが
もちろん阪神にも引退する選手がいます。
今のところ阪神では
まず何と言っても
田中秀太。
名門・熊本工業出身。高卒からのプロ入りで阪神ひと筋の古参。
身体能力の高さに定評があり将来を期待され、野村監督時代にレギュラーを奪取しかけた。星野監督時代にはスーパーサブとしてのポジションを確立して優勝にも貢献。しかし岡田監督時代に出場機会が激減して晩年は二軍生活を余儀なくされた。しかし明るいキャラクターからチームメートからもファンからも親しまれ、今年限りで惜しまれつつ引退。
監督によって、こうも処遇が変わってしまうものです。
そうは言っても、これだけの期間在籍できるだけでも凄いことです。
きっと彼ならプロ野球界と関わりのある仕事ができるのではないでしょうか。
そして個人的に残念なニュースが
中村泰広。
我らが奈良県出身、郡山高校、慶応大学、日本IBM野洲を経てプロ入り。
入団時からルーキーの中では頭抜けた存在として一年目から一軍でチャンスを得たが、結果を出せずに低迷。金村(暁)となぜか実績の大差がありながらトレードで日本ハムへ移籍したが、1年で退団。今年は古巣阪神で育成枠での復帰を果たしたが、左ヒジの故障が癒えず引退。
彼は私が学生時代に先生として勤めた塾の生徒でした(私の直接の教え子ではありませんが)。このブログにも何度か書きましたが、応援していただけに本当に残念です。
次なる人生は、もう決まっているのかも知れませんが
地元・奈良に戻って当社に勤めてほしいくらいです(そりゃ、無理か)。
あと、発表済のところでは
藤原通。
立命館大学からのプロ入りでしたが、プロでは一軍で出番が得られず特徴が出せませんでした。
また、戦力外通告されたのが
辻本賢人。
15歳でドラフト指名、という話題だけで終わってしまいましたね。
「将来性」という名の「不確実性」で選手を獲得するのはリスクが高いという例になってしまいました。この辺りは球団の編成も反省が必要なところでしょう。
そして
前田忠節。
沖原とのトレードで楽天より入団した選手です。
沖原は既に引退しましたが、一軍選手だっただけに全く一軍で使えない選手とのトレードは理解に苦しみます。最近、こんなトレードが多いです。
広島に行った喜田剛の交換相手も殆ど一軍で出番のないまま既に解雇されました。
あと、注目されるのは
ウィリアムスですか…。
星野監督で優勝した2003年に入団。当初、ポートという投手が抑えでウィリアムスが中継ぎだったのだが、ポートがサッパリでウィリアムスが凄かったので開幕後間もなく抑えに納まった。その後久保田や藤川が抑えに回って再びウィリアムスは中継ぎに戻って安定して活躍した。外国人投手で7年に渡っての在籍と活躍は球団史上でも他に例がないという大功労者。
故障もあって、来年の契約は難しそうな雰囲気です。
切れ味鋭いスライダーのイメージも強いですが、実際はストレート一本やり的な配球も多かったですね。晩年はコントロールにも苦労していた印象でした。
それと
今岡誠。
未だ何も発表されていません。
彼については後日語りましょう。
選手の総数が決まっていて、毎年新しい選手がドラフトで入団するだけに
とんでもなく厳しい競争世界です。
時に球団批判をする人もいますが
こればっかりは仕方ありません…。
また新たな顔ぶれになる来年の阪神タイガースに期待しましょう!