藤浪の起用・育成方法について(まだ野球ネタ書くのかよ、という苦情は受け付けておりません(笑))

 

中西投手コーチが注目発言をしています。

 

 

「GMを含めてしっかりとプランを出すが、基本はオレが見ていくということになると思う」

 

「いいところでね。(試合を)選んでいくよ。見据えるのはシーズン」

 

「素材がいい選手は触らないのが一番。素材勝負。1年目から2桁勝てる能力がある」

 

 

 

中西コーチは「一軍の」投手コーチです。

 

 

完全に、一軍帯同かつ先発ローテーション入りを前提としている内容となっていますね。
大卒1位でも一軍キャンプすら帯同しなかった(白仁田、ショウ、二神など)過去の例からすれば、極めて異例です。

 

 

高卒ルーキーというと「まずは体力づくり」とか「あわてず、ゆっくり」という育成方針がたてられます。

 

 

しかし、藤浪は違う。

 

地区予選で7月に野球部を引退して、半年遊んでいたような選手であればそれも当てはまりますが

 

藤浪は夏の甲子園優勝から全日本、そして秋の国体でも優勝しているんです。
そして秋の国体でも150キロのストレートを投げている。

 

 

2軍で体力づくり…なんて事を言っているレベルではないと判断します。

 

そもそも2軍にいても2軍戦で投げたりするわけですから、やる事は同じです。
実力があるなら、もったいつける必要はありません。

 

試合にも出さず「体力づくり」「下半身強化」などとやっているのは愚の骨頂。
そんな事をやっていて結果伸びた投手を私は見た事がありませんし、試合に出してもらえない程度のそもそも実力不足の選手です。

 

 

 

ちなみに春夏制覇、さらに国体優勝の3冠を達成した選手と言えば

 

横浜高校の松坂大輔。

 

 

松坂は西武に入団して1年目から先発ローテに入り、16勝10敗 2.60

 

以降、高卒1年目の投手で目立ったところでは

 

寺原 隼人(ダ) 日南学園   6勝 2敗1S 3・59
ダルビッシュ(日)東北      5勝 5敗 3・53
田中 将大(楽)駒大苫小牧  11勝 7敗 3・82
唐川 侑己(ロ)成田       5勝 4敗 4・85
由   規(ヤ)仙台育英     2勝 1敗 4・55
秋山 拓巳(神)西条       4勝 3敗 3.35
武田翔太(ソ)宮崎日大      8勝 1敗 1.07
釜田佳尚(楽)金沢        7勝 4敗 3.28

 

さすがに一年間ローテに入ったピッチャーというのは田中マー君くらいのものですが
藤浪の高校時代の実績と投球そのものは決して松坂やマー君と並べても見劣りするものではありません。

 

 

改めて見ると、結構一軍で投げていますね。

 

 

 

今年の武田(ソ)の成績が密かにエグイ。

 

釜田(楽)だってこんなに投げているんです。

 

しかし、こう見ると秋山の失速はイタい感じですね…(苦笑)。

 

 

 

藤浪が10勝できるかどうかともかく、一軍戦力となることだけは間違いありません。
二軍でじっくり育てる…などとい眠たいことを言っている場合ではないんです。

 

 

そういう訳で

 

 

今回の中西コーチの発言には心より賛同します。

 

近年の阪神は実績組を中心にメンバーが固められ、なかなか若いピッチャーの登用がなかった(特に昨年まで)のですが、私もこれで一安心です。

 

 

これで一軍ローテは激戦となります。

 

実績的に能見、メッセンジャーが当確。

 

そこに岩田とスタンリッジが続きますが、今年の結果(大幅負け越し)から言えばこの二人のローテ確定まではいらないと思います。榎田、久保はもちろん秋山や岩本、歳内、それに小嶋に安藤も同列で競わせればいい。

 

そして、ある意味「別枠」で藤浪。

 

 

高卒一年目から先発当確などという

 

これまでの阪神では考えられなかったような夢のような事が本当に起こります。

 

 

ドラフト一発でこんなに世界が変わるなんて…

 

 

まさに

 

 

夢です!

 

 

タイガース・ドリームです!

 

 

 

一体

 

 

どうなってしまうのか~!

 

 

 

 

あ、明日は北條編やります(笑)。