退団選手と補強ポイント

 

レギュラーシーズンが終了し、クライマックスに向けて例年よりは盛り上がっている感もある阪神ですが

 

 

レギュラーシーズンの終了とともに、ストーブ・リーグが動き出します…。

 

 

 

先日、戦力外通告が行われました。

 

次の進路の準備期間を考慮して選手会と取り決めたタイミングがあるという事で、各球団一斉に「来季の契約を結ばない」選手の発表があったのです。

 

 

阪神は

 

 

西村、吉見、高山、阪口

 

西村は一軍で活躍した年もあっただけに惜しまれます。

 

 

久保田と日高の引退という発表もありました。

 

久保田については日を改めて語りましょう…。

 

 

 

 

感傷的になってしまうニュースですが、厳しい厳しいプロ野球の世界。

 

 

今年を振り返って阪神の課題を考えるに、明るい将来を描けない事もまた事実です。

 

 

 

血の入れ替えはこれでいいのか…?

 

 

 

まず野手ですが

 

 

二軍に目をやっても胸を張れる打撃成績の選手はほとんどいないのです。

 

 

ウエスタン・リーグで規定打席に到達して3割を打った選手はおらず、ベストテンにも誰もいません。

 

昨年ウエスタンで二冠を獲って「小バース」なんて言われた森田は旬を逸した感もあり、伸び悩んでしまいました。

 

期待された中谷、一二三の同期コンビも打率が2割に満たず、目を覆いたくなる成績となりました。

 

2年目の北條、緒方に成長の跡が見られたのと、陽川、横田が「新人としては」期待できる結果を出したくらいです。

 

 

 

そして、何より深刻なのが投手陣。

 

私に言わせれば、ここ数年で最悪な内容です。

 

 

先発でメッセ、藤浪、岩田、能見、岩崎

 

リリーフの福原、安藤、オ・スンファン

 

 

これ以外の谷間での先発やビハインド場面のリリーフが殆ど機能しなかったのです。

 

特にリリーフは、これまで色んな投手が踏ん張ってきたポジションです。

 

古くは2003年優勝時は金澤、2005年優勝時はSHE(桟原、橋本健、江草)などがいました。

 

 

以降、渡辺や鶴、また近年では加藤、筒井などが務めてきたポジションです。

 

 

 

それが、今年は壊滅。強いて言えば金田が少し頑張ったくらいでした。

 

上に名前を挙げた投手はことごとく打ち込まれ、先発失格となった榎田もダメ、緊急補強の建山は8試合投げただけ。

 

 

 

 

結局、今年の終盤にこのポジションで一軍にいた投手は復活してきた松田遼馬、歳内、高宮だったのです。

 

まさに、誰も残らなかった状態。

 

 

 

これまでは、期待しつつも一軍のビハインド要員のポジションが埋まっていてチャンスに恵まれない若手投手もいたと思うのですが

 

 

今年ほどチャンスがガラ空きだった年は記憶にありません。

 

チャンスを与えても与えてもことごとく期待を裏切ってきたのです。

 

 

 

 

 

話を戻します。

 

 

この一軍で使えない投手ばかりという状況の中で

 

また、力不足の若手野手揃いの中で

 

 

 

血の入れ替えはこれでいいんでしょうか…?

 

 

 

私はファンなので、敢えて誰々はクビにすべきなどとは言いたくありません。

 

 

しかし、支配下選手には70人という枠があります。

 

近づいてきたドラフトしかり、選手補強をするためには枠を空けないといけないのです。

 

 

 

育成選手を増やすのならばいいのですが、阪神はあの御仁が育成というシステムに反対しています。

 

 

DeNAは12人に戦力外通告をしたようです。
ドラフトはもちろん、相当の戦力補強をするという決意の表れです。

 

 

 

「数打ちゃ当たる」と言えば荒っぽい言い方ですが

 

今年の新人・岩崎は6位指名です。
指名した投手の中で6位の投手が最も活躍したのです。

 

これで5位で指名を終えていたらどうなっていたのか…?
数を打ったから当たったともいえるのではないでしょうか…?

 

 

 

毎年のように選手は入れ替わっていくのですが

 

 

ここ数年で、今は大きな曲がり角に来たように感じるのです…。