阪神ファンから見た和田と杉内

 

ソフトバンクの和田がFA宣言して大リーグ挑戦、そして同じく杉内がFA宣言して巨人移籍濃厚のようです。
二人ともダイエー時代からホークスを支えてきたWエースです。

 

私にとっては、あの03年の日本シリーズで煮え湯を飲まされた二人ですので、あまり印象は良くないのですが
ま、他球団の事なのでさほどの興味があるわけではありません。

 

それにしてもホールトンも含め3人のローテーション投手が流出したら、チームとしては大変な事ですね…。

 

 

ま、しかし

 

それも一つのバランスのようにも思います。

 

 

阪神が暗黒時代のさなかドラフトでの有望新人を願う中
それをあざ笑うかのように当時のダイエーは有望選手を獲得してきました。

 

 

93年に東都のスラッガー・小久保を逆指名で獲得
94年の城島は大学進学を突如翻しての単独指名、入団
96年に井口を逆指名で獲得
00年は山村、山田の1位級二人を自由枠で獲得(⇒この二人は活躍しませんでしたが)
01年は寺原を抽選であてた上、1位級評価だった杉内を囲い込んで3位で獲得
02年は和田と新垣の1位級二人を自由枠で獲得

 

 

この辺までもう、やられたい放題だった訳です。

 

早稲田の和田なんて、今なら間違いなく抽選です。4球団くらいきていたと思います。

 

(当時の評価で言えば木佐貫(⇒巨)も競合クラスの評価。永川(⇒広)、久保(⇒巨)、加藤(⇒オ)あたりも評価が高かった。ちなみに阪神も和田、木佐貫獲得を目指したが敗れ、杉山、江草が自由枠。下位で久保田、後に久保(⇒社会人⇒ロ)が合流。)

 

 

結果、順調に主力選手を獲得してホークスは投打とも豊富な陣容となり
今にいたるまで黄金期となっていったのです。

 

テレビで解説者が「ホークスは松坂世代(⇒和田、杉内、新垣)でローテーション組めますからね~」なんて気楽に言っているのを、私などは地団駄踏む思いで聞いていたものです。

 

 

そりゃあ、和田獲りたかったって…。
杉内も全日本に名前を連ねたれっきとした逆指名候補だったんです。
新垣なんて高卒時点でオリックスが1位指名した投手でしたし。

 

それら全部ダイエーに獲られていったんです。
何で巨人とダイエーばかり…、そう思ったもんです。

 

 

そんな経緯のあった和田と杉内がホークスを去るときが来たようです。

 

 

当時の私の思いからすれば

 

ドラフトであれだけいい思いをしたんだから

 

その反動もあっていいんじゃないかと…それが先ほど書いたバランスという意味です。

 

 

 

ドラフトウォッチャーの阪神ファンの戯言でした…。