採用と人材育成②
新卒採用。
全く新卒採用など考えもしていなかったころの私の考え方は
「仕事教えるだけでも大変なのに、社会人教育までしてる間ない!」
今思うと、お恥ずかしいほど低レベルな経営者でした(-_-;)
弊社の職人んさんはベテラン揃いで、安定していたという側面もあります。
しかし一人、そしてまた一人と
高齢のため引退する職人さんもありました。
しかし中途採用が進まず、求人広告を入れても問い合わせ一件でそれをドタキャン(連絡なし)されて終わり、とかいう事もあり
将来リスクはどんどん広がってきていたのです。
しかし6年前に新卒採用を全く考えていなかったころ、ある高校から「就職希望の生徒の採用を検討してもらえないか」という打診を高校の先生からいただきました。
造園職人を目指している、女の子でした。
今にして思えば、目指す就職先に巡り合えあえずネットで弊社を探し当ててのお問合せ、という事だったのでしょう。
職人で新卒、しかも女の子という考えもしなかった採用に迷いもありましたが
職場体験で思った以上にサマになっている姿もあり、入社してもらうことになりました。
そう続かないかも知れないな…と思っていたその子が
コツコツと真面目に現場で働く姿にベテランの職人さんたち皆が絶賛してくれました。
技術的にはまだまだですが、いつしかその子は弊社の希望の星と言ってもいい存在になっていました。
そうなると
「新卒採用って、もしやすごく有効な採用なんじゃないか…?」
と思うようになりました。
そして2年前に弊社が設立30周年を迎えた際に
「これから30年継続可能な会社をつくること」が私のミッションになりました。
ならば、目先を考えるのではなく今こそ新卒採用に踏み切るべきだ、と考えたのです。
入社4年目となっていた彼女の母校に、おそるおそる電話を入れてみたのです。
「あの~、新卒で採用検討しているのですが…」
みないな感じでした(^^;
明日に続きます…
今日もお読みいただきありがとうございます。(40日目)