採用と人材育成⑧
初めての新卒採用に取り組み、いわばその一期生として入社してくれたM君とT君。
現在2年目に入り、日々現場で奮闘してくれています。
ベテランの職人さんも、彼らの事をかわいがってくれてはいるのですが
私からすれば少し気になることもあります。
若くて体力があるという事から、やはり力仕事、体力仕事ばかりさせる傾向があるように思います。
自分たちの都合のいいように仕事をさせてはいないか…?ということ。
確かに現場の効率は大切です。
習得していない仕事を経験させることは、効率に相反することもあるでしょう。
技術は見て、盗んで覚えよ、という職人の世界の風潮。
先日、料理人の世界の人の話を聞く機会があったのですが、やはりそこでも同じのようです。
料理人の彼はそんなゆっくりしか教えてもらえない環境ではダメだと考えて、厳しいけれど仕事を任せてもらえる環境に身を投じたとのことでした。
そして私自身、学生時代に塾で先生をしていた経験があります。
いかに教えて習得させるか、それを考えつくして指導していました。
ベテランの職人さん、そして手配や段取り、指示をする現場監督にも口酸っぱく言っています。
「自分の都合のいいように使っていたらダメだ。新しいことをできるように段取りしてあげないといけない。また、一つ一つ反復させてやらないといけない。」
お客様あっての日々の現場なので、都合よくいかないこともあります。
しかし、目的がしっかりと理解できておれば確実に行動が積み重ねられます。
2年目の間にしっかりと技術を習得できるように…
日々ハッパをかけているところです。
今日もお読みいただきありがとうございます。(46日目)