先日の学びのアウトプットをこの場を借りて少々。
「座右の銘」の語源となる中国古典に触れる機会がありました。
崔瑗(サイエン)という人が、自らの人生の反省や教訓を常に座右に銘文として置いていたことに由来するとのこと。
さらに白居易という人は崔瑗の座右の銘を居室の壁に書いていたが、さらに書き足したものを「続座右銘」としたという。
さらに加えて平安時代の日本でこれらを真似て「座左の銘」なるものを作った人も(有名ではないようだが)。
調べてみると日本の有名な僧である空海が座右の銘として
「己の長を説くことなかれ、他人の短を言うことなかれ」
と書き残していて、これを空海の座右の銘として受け取られていることもあるようですが
実はこれは最初の崔瑗の座右の銘を書き写したものであるとのことです。
座右、すなわち近くにあって常に目に入るところに掲げ、自らに言い聞かせるためのものということなんですね。
ちなみに崔瑗の座右の銘は、もっと長文です。
私たちの左右の銘のイメージは短いワードになっているものですよね。
しかし本来は長文なんです。
では、私の座右の銘は…?
座右の銘と決めていたわけではないのですが、何かと問われると経営理念にもなっている「継続が幸福を導く」となります。
経営理念になっているくらいですから、私にとって魂のこもった言葉です。
「経営理念=座右の銘」
これが正しいのかどうか分かりませんが
魂のこもっていない飾り物の経営理念も座右の銘も無意味でしょうから
これでいいと思っています。
続いて
「座右の書」
これを定めていくのが次なるテーマとなります。
今年いっぱい
改めて読書と向き合ってみます。