ガーデンショップ社長の東奔西走日記
初めて高卒の新卒採用に取り組んだ2年前、早速一人内定となって翌春の入社を首を長くして待っていた12月のことです。
内定者の高校の先生からご連絡をいただきました。
「別にもうひとり、採用検討いただけませんか?」
とのこと。
内定者はM君というのですが、M君と同じ高校の同級生ということになります。
聞けば、進学を希望していたが就職希望に変わったため季節外れの急な相談となったという事でした。
採用人数を二人にすることは大きな問題でもなかったので、早速の面接という事になりました。
そして、即内定。T君です。
翌春に二人の新入社員を迎えることとなりました。
顔つなぎ、という意味合いも込めて冬休みに何日かアルバイトに来てもらうことにして
12月の年の瀬、二人が揃ってやってきました。
アルバイトとしての現場体験をしてもらい、晩には焼肉屋さんに連れていきました。
二人は同級生のクラスメイトという事で既に仲良しです。
一人だとやはり緊張もありますし、なかなか話しかけられないと話せないと思いますが、二人になったというのが本当によかった。
二人して、ワイワイとやってくれています。
そしてこの事は、入社後も大きなポイントになることになります。
4月の入社が本当に楽しみで、私は首を長くして待っていました。
今日もお読みいただきありがとうございます。(43日目)
初めて高校生の新卒採用に取り組んだその年の夏
早速に、ある高校から「職場見学をお願いしたい」という連絡をいただきました。
前回ブログで何度も書いていますが
初めての新卒採用だったので、高校生にとっての夏休みに職場見学という一連の流れがある事も知りませんでした(^^;
約束の日時、一人の高校生の男の子がやってきました。
若い、です…(当然ですが)。
ちなみに職場見学は面接ではありませんので、やたらめったら質問することはできません。
差し支えのない話をしつつ、職場すなわち現場へ連れていきました。
そして夏が過ぎて9月。
再び高校から「一人応募させていただきたい。」とのご連絡。
もちろん、見学に来てくれていた彼でした。
そして面接となります。
面接の解禁日、みたいなものも決まっています。
新卒ですから、ポイントは現段階の技術や能力ではありません。
となると人間性だけなのですが、印象としては爽やかな風貌で全く問題なし。
いずれにせよ、唯一の志望者ですし何の問題もなく内定決定です。
いつもの採用面接では、その場で「で、いつから来れる?」という話になるのですが新卒採用の場合はそうはいきません。
採否の通知もキッチリと書面で高校へ送ることになります。
こうして、7月に思い立って取り組んだ新卒採用はトントン拍子で9月に内定者決定という成果を得ることができたのです。
もしこれが思い立ったのが1カ月遅かったら…すべてが1年遅れになるところだったのです。
よくぞまあ、7月でギリギリその年の採用に間に合ってくれたことかと後になって分かりました。
私にとって、これは幸運だったというか、また想いがあればこその結果だったのか
あの時、おそるおそる高校に電話してみたこと、これが全ての始まりでした。
その前の6月に30周年の記念式典を終えて私自身が感じていたこと。
これまでの30年を作ったのは、その殆どが先代の父であり、これからの30年を作る責任が私にはある。
それが私のミッションになりました。
そうやって30年後を見据えて新卒採用を、と思ったのでしょう。
そんな意味でも30周年に取り組んだことは間違いなくプラスになったと思います。
無事、一人の内定者を得たその年の12月、思いもかけず更に新卒採用を加速させることが起こります。
今日もお読みいただきありがとうございます。(42日目)
思い立って新卒採用を始めようと考えて
ある高校に、まさに「恐る恐る」お邪魔しました。
なんせ全く初めてのことでして、段取りが分かっていません(-_-;)
何も知らない状態で高校の進路指導の先生を訪ねて、まずはとりかかってみようと思いました。
それが2年前の7月。
本当に…ある意味ギリギリであり、最高でもあるタイミングだったのかも知れません。
奈良県の高校生の就職活動というものは完全にルールが決まっていまして
全てが学校経由でしか手続きできません。
ってゆうか、そんな事も知らなかったんですけどね(^^;
求人票を出せるのが7月からなんです。
そして、その手続きはハローワークで行います。
それを高校の先生に教えてもらい、早速ハローワークに行って
求人票を出しました。
そして就職希望の高校生は夏休み前に三者面談等もあり
主として夏休みに「職場見学」をして応募先を決めるのです。
そして9月に応募、面接解禁と進んでいきます。
なので
私が思い立ったのが9月だったなら、時すでに遅く
事実上また来年~、となるところだったのです。
何度も書きますが、そんなことも全く知らずに思い立ったのが7月だった。
なので、ギリギリ間に合ったのです。
そして、その高校から早速に
「職場見学をさせてほしい」という連絡をいただき、早速一人の高校生が夏休みにやってきたのです。
またまた明日に続きます…。
今日もお読みいただきありがとうございます。(41日目)
新卒採用。
全く新卒採用など考えもしていなかったころの私の考え方は
「仕事教えるだけでも大変なのに、社会人教育までしてる間ない!」
今思うと、お恥ずかしいほど低レベルな経営者でした(-_-;)
弊社の職人んさんはベテラン揃いで、安定していたという側面もあります。
しかし一人、そしてまた一人と
高齢のため引退する職人さんもありました。
しかし中途採用が進まず、求人広告を入れても問い合わせ一件でそれをドタキャン(連絡なし)されて終わり、とかいう事もあり
将来リスクはどんどん広がってきていたのです。
しかし6年前に新卒採用を全く考えていなかったころ、ある高校から「就職希望の生徒の採用を検討してもらえないか」という打診を高校の先生からいただきました。
造園職人を目指している、女の子でした。
今にして思えば、目指す就職先に巡り合えあえずネットで弊社を探し当ててのお問合せ、という事だったのでしょう。
職人で新卒、しかも女の子という考えもしなかった採用に迷いもありましたが
職場体験で思った以上にサマになっている姿もあり、入社してもらうことになりました。
そう続かないかも知れないな…と思っていたその子が
コツコツと真面目に現場で働く姿にベテランの職人さんたち皆が絶賛してくれました。
技術的にはまだまだですが、いつしかその子は弊社の希望の星と言ってもいい存在になっていました。
そうなると
「新卒採用って、もしやすごく有効な採用なんじゃないか…?」
と思うようになりました。
そして2年前に弊社が設立30周年を迎えた際に
「これから30年継続可能な会社をつくること」が私のミッションになりました。
ならば、目先を考えるのではなく今こそ新卒採用に踏み切るべきだ、と考えたのです。
入社4年目となっていた彼女の母校に、おそるおそる電話を入れてみたのです。
「あの~、新卒で採用検討しているのですが…」
みないな感じでした(^^;
明日に続きます…
今日もお読みいただきありがとうございます。(40日目)
人材の育成
これまた、言うは易し行うは難し…ですね。
しかし
私としては待ったなしのテーマであり、退路を断ってのチャレンジをしていかねばなりません。
職人の世界。
私たちの現場づくりは誰にでもできる作業ではありません。
しかし、この職人を目指すという若い人が
そうそういるわけではないのです。
昔と大きく情勢が変わっています。
例えば大学進学率。
昔は40%程度だったものが最近は55%程度まで上昇しています。
さらに大学に進学しなくとも専門学校という進路もあり、そちらへも15%以上進学している状況です。
また、田舎とはいうものの昔に比べてアルバイトという意味では働く場所が幾らでもあります。
一方で
職人への道というものは明確な進路ではありません。
専門学校もなければ、募集を公開しているところは余りないのですね。
知り合いの紹介等で、職人の親方のところで修行させてもらう…昔ではよくあった話なのかも知れませんが現在はそういう話は滅多になくなっています。
また、一番の問題だと思いますが
職人さんが稼げなくなってしまった、という点があります。
建設業界全体として需要の減少、そして価格の切り下げ。
そのしわ寄せが職人さんのところに行ってしまった。
そりゃ、職人を目指す若い人もいなくなるってもんです。
例えば、運送業界だってドライバー不足と言われます。
どちらがどうか、それは分かりませんが働き手の取り合いにもなっていきます。
そんな中で、未来を作っていくためにも若い世代の職人さんが絶対に必要なことは明白なわけで
私は2年前に初めて新卒採用に取り組むことにしたのです。
これまたシリーズ化ということで(^^)
続きは明日…。
今日もお読みいただきありがとうございます。(39日目)
お客様感謝祭については、次なるステージを考えています。
今に弊社展示場のキャパシティが限界になったとき
1日100組程度がそのイメージとなりますが
そこまで行くと自社展示場での開催に無理が来ます。
そうなると、次なるステージでは
会場を借りての開催です。
いわゆる、ホールでの開催。
ホールで映画とか漫才とかの催しがあって
その外で縁日コーナーがある。
そして私はホールの舞台でお客様にご挨拶をする。
そんな感謝祭のシーンを夢見ています。
夢、というか
5年後には、このステージに上っているべきものと考えています。
その日に向かって
頑張ります。
今日もお読みいただきありがとうございます。(38日目)
初めてお客様感謝祭を開催した2006年。
ニュースレターでOB施主様にご案内をしたのですが
何せお客様の名簿をまともに管理できていなかった時代から一歩踏み出したばかりだったので
ご案内できるお客様の数自体が限られています。
確か140件くらいのお客様にご案内をして、来場いただいたのが11組だったと記憶しています。
お迎えする体制も一部のスタッフ数名のみ、でした。
催しそのものも、さほどのものでもなかったのですが
その日お越しいただいた11組の方々の笑顔、そしてその日の空気感…、これは絶対に続けようと心に誓いました。
以降、様々なご縁とともにご案内するお客様の数がどんどん増え続け
間もなくスタッフ総出のイベントとなり
そして職人さんや協力業者さんの応援も仰ぐほどとなりました。
内容も年々進化させていきました。
集客フェアのイベントとしてやっていた「レンガつかみどり」は今なお感謝祭の看板メニューとなっています。
私自身が子供の頃の思い出がある「紙ヒコーキ飛ばし大会」、これは結構な反響ありましたね。
お祭りのような雰囲気にしたくて、「わたがし」から始まった縁日コーナーは試行錯誤あったものの年々内容をブラッシュアップしています。
「ラジコンタイムトライアル」も盛り上がります。昨年はとうとう常設コースを作りました。
増え続ける来場者数は、一昨年とうとう二日間計で150組に達しました。
人数でいうと600人弱くらいになるでしょうか。
しかし昨年、少々ダウンして116組。
正直、感謝祭を始めて以来初のダウンです。
シルバーウィークという大型連休の影響があったのかも知れませんが、やはり進化し続けないという反省もあります。
イベントメニューが子供向けに偏っていないか…?
常に新しさを出していかねばならないのでは…?
もっと告知方法がカイゼンできないか…?
そして今年。
総合企画チーム発足とともに、かなり早い段階から内容についてチームで検討を重ねてきました。
その内容については今日は触れませんが、さらなる新しいイベントメニューを用意しています。
9月18日、19日の開催に向けて
あと一か月、本格的に準備を進めていきます!
今日もお読みいただきありがとうございます。(37日目)
お客様感謝祭は2006年に始めました。
以降、毎年9月に開催して今年で11回目となります。
お客様と生涯のお付き合いを、理想を掲げて
何か形あるものを始めていきたい、という事でスタートしました。
ここでいうお客様とは、完全にいわゆる「OB施主様」に限定しています。
不特定の方に発信して「少しでも知ってもらう」という目的ではなく
ご縁あってお取引いただいたお客様とのお付き合いを深めたい、という目的です。
全てのイベント、メニューが無料です。
(今年から有料メニューが一つ登場しますが、これも本来価格の半額以下の設定です)
このやり方でやりますと
物凄く楽しい雰囲気になります…!
もちろんコストをかけてやっているのですが
コストを忘れさせてくれるような
私も大変幸せな気持ちになれる日となるんです。
経営理念「継続が幸福を導く」には色んな想いが込められているのですが
「お客様との生涯のお付き合い」というのは、この経営理念のど真ん中にあるものでもあります。
ですので、やり方が変わっていくことはあっても
絶対に続けていきたいと思っています。
今日もお読みいただきありがとうございます。(36日目)