ココマのススメ

ココマのススメ

はじめに ココマのススメ

ガーデンルームの中でもLIXILのココマは異彩を放つ商品である。
ココマは従来の「庭づくり」とは違ったコンセプトで創られているのだ。

前面が閉ざされているココマは外から見ると一見地味にさえ映る。
なぜ前面を閉ざすのか?

この疑問は内側の空間の居心地を体感することにより即解決する。
そうか、そうだったのか―。


実は私自身も、このココマの価値を理解できていなかった。
ココマとは室内空間の快適性を最大化できるガーデンルームなのだ。

他の商品と全く違うコンセプトを創り出したこの商品の開発者に敬意を表したい思いである。
「暮らし、庭へ」を実現する最も有用なアイテムとしてココマを提案したい。

リーフユニティ  植田 健史              

タイプ別 ココマ論

ココマが大ヒット商品になった大きな理由の一つに、3つのタイプを用意したことが挙げられます。

すなわち、ガーデンルームタイプ・サイドスルータイプ・オープンテラスタイプの3つ。そして、それぞれに腰壁を組み合わせるタイプが選択可能となっています。
【選べるココマのタイプ】
ガーデンルームタイプ

ガーデンルームタイプ

ガーデンルーム腰壁タイプ

ガーデンルーム腰壁タイプ

サイドスルータイプ

サイドスルータイプ

サイドスルー腰壁タイプ

サイドスルー腰壁タイプ

オープンテラスタイプ

オープンテラスタイプ

オープンテラス腰壁タイプ

オープンテラス腰壁タイプ

ガーデンルームは従来のサンルームやエクシオールと呼ばれる商品群と並べることができます。他商品と違うのは「前面フィックス」のコンセプト。庭との接続ではなくお部屋の延長を主眼に置いた点が異彩を放っています。

対して、サイドスルーとオープンテラスは「ルーム」になっていませんから、要は「屋根」と「前面スクリーン」という商品で、同じココマとは言えガーデンルームとは全く違う用途になる訳です。言わば、これまでの「屋根テラス」と並べる商品なんですね。


ところが、ここで決定的なインパクトを持つことになったのが「腰壁」の存在。


サイドスルーやオープンテラスに腰壁をセットすることによるデザイン的な効果と、前面をハッキリと閉ざすという効果が相まって素晴らしく心地の良いテラス空間が出来上がってしまったのです。「しまった」というのは恐らくメーカーである
LIXILの想像を上回る反響になったのではないか、という私の印象です。


そしてもちろん、ガーデンルームタイプよりも安い。


これがココマが大人気商品になった理由の一つ。


もちろん、通常のテラス商品よりは高額です。しかしココマのオープンテラス腰壁タイプが作り出す空間は他の商品では絶対に作ることができません。これは本当に凄い。こうして従来「屋根テラス」マーケットにおいてデザイン性を求める部分と前面のスクリーンを求める部分を両立したココマが大人気となったわけなんです。


さらにサイドスルータイプにして前面フィックスをすりガラス調のポリカという組み合わせをすれば、しっかりとした目隠しも作れます。これもココマならでは。


また、ガーデンルームタイプも秀逸です。


前面フィックスのコンセプトは現実的な住宅にマッチしやすかったのです。LIXILの最上位機種である「暖蘭物語」、そしてフルオープンを売り文句にした「自然浴家族ジーマ」は確かに開放的でお庭との接続という意味では優れています。しかし現実のところ開放した先に広々としたお庭や景色が広がる、という理想的なお家はそうそうありません。限られたスペースしかない、前の道路が気になる、隣地から丸見え・・・それが普通ですよね。


そんなスペースにもココマはフィットしてくれる。


そしてガーデンルーム自体の居心地・・・理屈じゃなく体感してみてください。


いいんです。ホントに。


前面フィックスのもたらす効果は体感しないと分からないと思います。
私も LIXIL のショールームで「!」と感じました。


どのタイプのココマもそれぞれの良さがあります。
選べるバリエーションをあれこれ考えるだけでも楽しくなってきませんか?


あなたのお庭にベストフィットするココマがきっと見つかります。

リーフユニティのココマ施工例

ガーデンルーム腰壁タイプ
ココマはもう一つのリビング(お客様:奈良県桜井市H様邸)
室内空間が一気に広がるガーデンルーム腰壁タイプです。
内面には樹の木Ⅲ(人工木デッキ)を採用していますので、
小さな子供さんの遊び場に最高ですね。
サイドスルータイプ
ココマが高める空間の価値(お客様:奈良県桜井市N様邸)
色は最も木目に近い雰囲気のバロックチークです。
前面フィックス、両サイド開放のサイドスルータイプです。
雨の吹き込みを緩和するため、オプションの「妻梁上部フィックスタイプ」にしました。
サイドスルー腰壁タイプ
プライベート感を高めるココマ(お客様:奈良県天理市O様邸)

サイドスルー腰壁タイプです。
本体色は最も明るい基調のイタリアンウォールナット、腰壁の色も明るい色で合わせました。
前面パネルをすりガラス調のポリカ・クリアマットにすることによって室内からの目隠し効果も実現できました。
オープンテラス腰壁タイプ
ココマとカンナの共演(お客様:奈良県広陵町 N様邸)

ガーデンラウンジ・ココマ と ディーズシェッド・カンナのお庭です。
ココマはオープンテラス腰壁タイプで本体色はイタリアンウォールナットです。
腰壁のタイルはイナックスのロカクラシコです。カウンターテーブルも設置しました。
ココマ
ココマを使った庭をデザイン(お客様:奈良県香芝市 Y様邸)

ココマを設置することにとって室内のプライベート感がUP。
腰壁にはレンガ調のタイルを貼ってナチュラルかつ高級感のある仕上がりになりました。
併せて植栽リフォームも行ってリフレッシュ完了です!
オープンテラスタイプ
外観にもたらすココマ効果(お客様:奈良県大和郡山市 W様邸)

ココマのオープンテラスタイプです。
屋根と日除けの効果以外にも建物の外観を引き立ててくれるのもココマの効果。
イタリアンウォールナット色が明るい建物の外観にピッタリフィットしました!

ココマ対談

2008年春、リーフユニティのカフェぽたりぃにココマが登場しました。当店担当の東洋エクステリア宮崎氏、
代理店担当の松本氏、そしてリーフユニティ代表植田の3人にココマの魅力についてじっくりと熱く語っていただきました。
ココマ
植田:当店のココマを見てどうですか?

宮崎:非常に理想に近い展示の方法ですよね。
中桟がポイントとして効いています。外から見たときもしっくり感じましたが、こうやって中からココマを見ると改めて素晴しい商品だなぁと。これからの時期はココマのテラスでお茶を楽しむ方が増えそうな感じですね。

植田:ココマの売れ行きのほうはいかがですか?

宮崎:お蔭様で順調に売れています。当社の自然浴商品の中でもこのココマと暖蘭物語はとびぬけて人気の高い商品です。特にココマは関西圏での支持が高く、今では関東の数字を越したんですよ。他の商品ではなかった現象がでていますね。ココマを看板に売り出しているユーザーショップが関西に増えた事が要因だと思われます。
植田:関東の数字を越したとは驚きですね。なぜココマはこんなにも人気がでたのでしょうか?

宮崎:実はショールームのアンケート結果にも出ているのですが、ココマは20代~40代くらいの比較的若い年齢層の方に人気があるようです。逆に40代以上の方々には暖欒物語の方が人気が高い・・・。見た目や質感は暖欒物語の方が落ち着きはあります。しかし、若い方々にとってはまた求めるものが違うのでしょうね。リビングルームとガーデンのつながりを重要視される方が若い人に多いのかもしれません。そんな方にココマはぴったりですから人気が出たので しょうね。

植田:確かに離れたところからパッと見ると暖蘭物語の方が目を引くかもしれませんね。しかし中にたたずんだときの心地良さはココマの方がが上回るようにも思います。
宮崎氏 東洋エクステリア株式会社  関西支店
宮崎:そうですね。そういった点も人気の理由だと思われます。

植田:初めてココマを見たときの印象はどうでしたか?

松本:僕は正直言うとこの商品がここまで短期間で人気が出るとは思っていませんでした。意見が分かれる商品だし、人気が浸透するのにも時間がかかると思っていました。だって、ココマは今までの商品とはかけ離れた考えで作られているでしょう?テラスなのに前面がフィックスされている・・・。
前に出られないことがどこまで浸透するのか疑問がありました。しかし、逆にそれがよかったんですね。

宮崎氏      
東洋エクステリア株式会社
関西支店     

宮崎:商品が浸透するには時間がかかるのが通常ですが、ココマにおいてはかなり早かったですよ。私は最初ココマをみて「おしゃれでかっこいい!」って思いました。今までの当社の商品になかった考えがココマにはあると思ったんです。 

植田:私もはじめて見た時はすごくきれいだなって思いました。でもやはり前に出られないこと(前面フィックス)の意図がわからなかったんです。ところが実際に設置してみて初めてその意味がわかりましたね。前面をフィックスしたことによって内部空間のバランス、すなわち囲まれている安心感と開放感のバランスがちょうどいいということに気付いたんです。家の中からココマを見た感じが本当に最高なんですよ。

宮崎:だって、リビングから外を見た風景を載せているカタログはココマが初めてですからね。それだけメーカーとしてもアピールしていきたいポイントなんですよ。
植田 健史 株式会社リーフユニティ 代表取締役
植田:そして、ココマがこれだけ人気が出たもうひとつの理由は「腰壁タイプ」の存在ですよね。これは他メーカーを見てもどこにもないココマ独自の考え方ですよね。オープンテラスタイプ・サイドスルータイプになるとガーデン商品というとらえかたになってしまいます。…かといって単なる屋根でもない。デザイン的にも優れていて、かつ値段的にもこの二つのタイプは手がでやすい。となると、人気が出て当然といえますね。

松本:3つのタイプのうちどのタイプが人気なんでしょうか?

宮崎:ガーデンルームタイプも人気ですが、一番でてるのはサイドスルー腰壁タイプですね。
   植田 健史
株式会社リーフユニティ
   代表取締役
植田:ちなみにみなさんはどのタイプがお気に入りですか?

宮崎:私はサイドスルータイプが好きです。前面はクリアで開放感がありますし。中桟は入れたいですね。

松本:私も今まではそのタイプがお気に入りだったんですけど、リーフユニティさんで施工された現場を見て、サイドスルー腰壁タイプに変わりました。腰壁の感じがすごく気に入ってしまいました。

宮崎:現場を見ると好みも変わりますよね。

植田:私は断然ぽたりぃのタイプ!ガーデンルームタイプが好きです。しかも絶対に中桟付き!中桟1本入るだけで、不思議なくらい印象が変わりますからね。前々からぽたりぃのウッドデッキのところがいたんできていたので、その部分をどう変えようかかずっと迷っていたんです。そんな時にLIXILさんのショールームでこのタイプを見て「これだ!」って思いましたね。腰壁タイプも好きなんですけどね。

松本:腰壁タイプは周りの雰囲気や環境で印象がかなり変わってきますよね。

植田:オプション品で人気のものってありますか?

宮崎:日除けは8割から9割の割合で付けられます。ふつうのテラスは雨風をさけて洗濯物が干せるという意味で需要があったのですが、ココマの場合求めるものが違いますよね。プラスαの価値が求められる。テラスの下で何かをしたいという思いがあってココマを選ぶ方が多いですから。例えばバーベキューだとかゆっくり本を読むだとか。ですから日除けは必需品となるわけです。

植田:もちろんそれもありますが、室内に対する効果も大きなものがあると思います。夏は暑い日差しを日除けをつけることによってやわらげてくれて、室内の暑さも緩和されますよね。オーニングに代わる商品として大活躍です。

宮崎:柱の本数が多く感じたことはありませんか?

植田:それは全く気にならなかったですね。外から見てマテリアルカラーの良さが柱の本数によって出ていると思いますよ。リビングガーデンをつくるにあたっての条件ってたくさんあるんですけど、ココマはその中の日除けと目隠しという2つの条件をセンスよく、いとも簡単にクリアしてくれています。

松本:発売当初からほぼ完成された素晴しい商品ですよね。
その3種類のマテリアルカラーの中で、どの色が人気なんですか?

宮崎:一番使いやすいのは柿渋じゃないですか?

植田:私の感覚では三者三様ですね。奈良では南欧風もまだまだ人気ですので柿渋よりはバロックチークやイタリアンなんかがよく出ていますけれど。家の雰囲気や外壁の色に合わせて決めますね。

植田:施工上で苦労するところってどんなところですか?
カフェぽたりぃテラス席
松本:ガーデンルームタイプは少し大変ですね。レールの施工や土間の勾配の微調整が難しいです。しっかりとした現調が必要となってきます。建築物の障害に対しての柔軟な対応が必要不可欠ですね。苦労が多いガーデンルームタイプですが、ついた時の感動はなんともいえませんよ。

植田:さて、最後になりましたが今後ココマはどうなっていくと思いますか?CMとか考えていますか?
カフェぽたりぃテラス席
宮崎:まずは身近なところから認知度をもっともっと高めていきたいです。ホームページや業界紙だけでなく、婦人雑誌なんかにもPRしていけたらと思っています。ココマは男性よりも女性に人気が高い商品なんで。
最近ではペットをかっておられる方もたくさんいらっしゃいます。家族・ペットと過ごす新しい空間としてココマを提案し続けたいと思います。

ココマの特長・仕様

ココマの色
ココマの色
ココマのデザイン性のポイントになっているのが柱等に使われる。LIXILのマテリアルカラーです。目を引く明るさのイタリアンウォールナット、木目調に一番近いバロックチーク、モダンにも和にも使えて落ち着きのある柿渋の3色が用意されています。
いずれも捨てがたい魅力で人気の傾向も分かれています。
前面フィックスパネル

ガーデンルームとサイドスルーにセットする前面パネルは強化ガラスとポリカから選べます。質感はガラスが上回りますが、価格と強度はポリカに軍配となります。すりガラス調のポリカ(ソフトマット)を選べば目隠しのスクリーンとしても機能してくれます。中桟付がデザイン的に優れていておススメ。 上げ下げ窓を入れておくと風通しも確保できます。
ポリカーボネート(クリア)
ポリカーボネート(ソフトマット)
前面上げ下げ窓
ポリカーボネート (クリア)
ポリカーボネート (ソフトマット)
前面上げ下げ窓
オプション
日除け
◆日除け
日除けを付けることによってココマ内だけでなく室内の温度も調整することが可能になります。
日除けはフックの付いた棒を使って開閉します。
ロールスクリーン
◆ロールスクリーン
前面部に取り付けて、外からの日差しや視線をシャットアウト。
プライベートな空間づくりに最適です
カウンターテーブル
◆カウンターテーブル    
家にいながらオープンカフェ気分が楽しめます。
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