不思議な光景でしたが、
調べてみたら、特にこの紫モクレンにはよくあることのようで
モクレンは通常春の花が終わって、6月から7月にかけて新しい花芽が形成されます。
そして新しくできた花芽は葉が持つ抑制ホルモンの影響でそのまま大人しく休眠します。
春になって気温が上昇すると、花芽は成長を開始し、開花するのです。
この季節はずれの時期に花が咲くのは「狂い咲き」と呼ばれています。
夏に咲く狂い咲きの花は、6~7月に新たに形成された花芽が開花したものではなく、
おそらく前年度に他の花芽に遅れて形成された花芽か、休眠が解除された後も何らかの原因で成長速度が遅かった花芽などの原因が考えられるそうです。
そういえば、このモクレン、今年の春は花が少なかったかも?と考えると、やっと咲くことができた花芽なのかもしれません。
植物たちが真摯に花開く姿には勇気づけられるなぁとあらためて感じました。
ちなみに同じ日、こちらも花開いていて…