あの夏を忘れない

 

空が少し秋を感じさせるようになってきました。

 

 

夏真っ盛りの暑さが少しやわらぐタイミングは年によってまちまちなんですが

 

お盆を過ぎたら少し過ごしやすくなる…というくらいの事が多かったように思います。

 

 

 

しかし、忘れもしないのが2010年の夏。

 

 

この年は…異常とも言える暑さでしたね。

 

お盆過ぎから涼しくなるどころか逆にグン、と暑くなり
殆ど雨もなくカンカン照りの暑い日が9月10日過ぎまで続きました。

 

 

なぜ忘れないか、というと

 

2010年は緑化フェアの年だったのです。

 

 

馬見丘陵公園を会場に、花と緑のイベントが行われたのですが
その会場整備の仕事に携わらせていただいていたのです。

 

 

その仕事の仕上げが6万ポットの花を植える作業でした。

 

お盆までにそれ以外を終え、満を持して植栽を仕上げるという工程でした。

 

 

 

しかし、その植栽に入った途端

 

 

猛暑、猛暑の連続です。

 

 

この植栽は種類や位置が細かく指定されているため、現場での段取り・指示が細かく必要でした。

 

必然、私が朝一番から陣頭指揮に立たねばなりませんでした。

 

 

大人数で現場に入りながら思うように進まぬ作業に、時に声を荒げる事もありました。

 

 

また、植えた花の水やりが必要でした。

 

少しでも雨が降ってくれたら水やりの手間も少なくて済むのに…何で今年に限って…?

 

と、天を恨みました。

 

 

もう少し涼しくなってくれたら作業効率も上がるのに…、頼むから早く涼しくなってくれ、と心の底から叫び願いました。

 

 

 

しかし結局、作業完了の9月10日になっても真夏の日差しが照り続きました。

 

 

 

皆の頑張りのおかげあって、無事に作業は完了しましたが

 

 

色んなことがあり

 

忘れられない夏の思い出になりました。

 

 

DSCI0235

 

 

(当時の完了写真。コスモスもたくさん植えました。)

 

 

そして、その数日後

 

 

待ち焦がれた秋の風が吹きました。

 

 

 

嫌がらせかよ、というようなタイミングに苦笑せざるを得ませんでしたが

 

そんな舞台裏とは関係なく緑化フェアは無事にスタートしました。

 

 

 

暑いのは大嫌いで夏は早く終わってほしいのですが

 

この、暑さが和らいで秋の気配を感じる時にはちょっぴりだけ寂しさも感じます。

 

 

 

夏の思い出って

 

何か色が違いますね…。