今のルーティーンとして読んでいる本が
「年収1億円になる人の週間」 山下誠司 著
です。
この本は何度も読んでいる本です。
目下、私のルーティーンとしての読書は新たな本を次々と読むというより、過去に読んだ本であったり、過去に買ったけど読み切ることができていなかった本を読むことにしています。
過去に読んだ本とは言え、あくまで読んだだけである事が殆どです。
自らの行動に落とし込めたり、また内容を自分の言葉でアウトプットしたりするレベルには程遠いものが大半。
読書って自分の行動、引いては人生を変えるために読むというより、ビジネス書とは言えその場の快楽になってしまっている場合も多々あるんですよね。
ここを少しでも自らに落とし込めるように同じ本を何度も読んでいるところです。
改めてこの本を読んで、ちょっと感じたことがありました。
筆者が語る習慣の中で
・電卓を叩くだけで「お金」に好かれはじめる
などが紹介されています。
電卓を叩く、すなわち数字の話です。
経営者は数字に強くないといけない、という事です。
実は私、元来数字は得意分野であったりします。
金融機関勤務で投資部門にいるころは、投資部門全体の計数を常にまとめあげる業務を常にやっていました(書けばカッコよく見えるかもですが、まあ雑用と言えば雑用なんですけどね)。
そしてそれ以前
稲田塾という大手進学塾で学生アルバイト講師をしていたころの話ですが
ここで私、数字の鬼と化していました。
数字、すなわち担当クラスの生徒たちのテストの点数です。
このテストの点数を上げるのに塾の先生は血眼になって授業、指導を行います。
数か月に一度、塾全体で行われる大きなテストでは、クラス別の平均点が出されますので
自分の担当クラスの平均点、イコールその担当講師の力量を表すことにもなるのです。
その過程となる毎週の授業では達成度を測るため、また生徒たちに勉強をさせるために小テストを何度も打っていくのが常道でした。
私はその小テストの点数なども、自分のノートに担当全クラスの生徒指名を書いて表にして全ての点数を記録していました。そして常にクラス毎に平均点も計算して記録していました。
当時、同じようにノートに記録していた先生は周りにほとんどいなかったように思います。
今ならパソコン、特にエクセルでする作業なのでしょうが、当時の表計算ソフトは今のエクセルのように手軽に使えるものではなかったのですね。
もちろん当時の私は学生アルバイトですし、年収とかお金とかを目的にやっていたわけではありません。
そしてもちろん、数字の事だけではなく色んな事があって
結果、私は稲田塾でいっぱしのキャリアの先生となる事ができました。
今、この本を読んでいて、そんな過去の事を思い出した次第です。
時を経て経営者となってからの私は、数字を敢えて避けてきたところもあったように感じています。
経営者となって初めて向かい合うこととなった「営業」「マーケティング」そして「現場」に傾倒するあまり
「いくら数字を眺めていても売上なんて上がらない。売るための行動が大事。」という思いが根底に出来上がっていたのでした。
これが今となってはの反省点と感じるようになっています。
改めて
数字の鬼、となります。
そういうわけで「数字の土曜日」をルーティーンに定めました。
一昨日の土曜日は、これまで目を背けていたとも言える数字について頭に叩き込むことができました。
見ていると
数字を見ていて色々な事が見えてくるんです。
いや、これ楽しいんです(^^)/
そして楽しいと思える自分って、人並み以上に数字に向いているのかも知れません。
先日の住宅着工件数の数字などもそうです。
統計数字を読むのも結構好きだったのです。
改めて
数字分析の植田、復活します!!