経営者の会
先日、ある経営者の会に参加してきました。
ひょんな事からある方から誘われたのですが、商売は「人のご縁」ですから、誘われて断る理由がないので二つ返事で入会しました。
しかし正直なところ、会そのものには興味が薄かったのです。
時折このブログでも書いていますが
私は経営セミナーとかに参加するのは好きではありません。
いくら勉強したつもりになっても、行動がなければ自己満足にしか過ぎませんし
実際に自己満足に終わることを何度も経験していたからです。
読書も同じことが言えますが、金と時間のかけ方からいうと読書はまだマシなんです。
セミナーは参加費が無料であったとしても、読書以上に交通費と時間を費やすことになります。
ただし
セミナーには人が集まります。
セミナーなどに行くのは人に会うことに意義がある、という考えです。
ですから、人に会わないセミナーなどには参加することがありません。
逆に、内容など何でもいい、という考えで参加することもあります。
今回の会も、もちろん人のご縁という意味では大きな意義がありました。
そして、それに加えて
色々な意義を見出すことができました。
会員からの事例発表、という形式なのですが
話者が専門のセミナー講師というわけではないので、話自体はさほど流暢なわけではありません。
原稿棒読み的な雰囲気もあり
「俺の方がもっと上手いこと喋るけどな~」なんて斜に構えて初めのうち聞いていたのですが
年齢も近い等身大の経営者の話にググッと引き込まれていきました。
そして、その会社さんの経営計画書を見せていただくことができました。
これは、私にとって衝撃的でした。
私の会社などより遥かに大きな会社さんなので当然のことなのかもしれませんが
それは、すぐにでもマネしたくなる経営計画書でした。
生の経営計画書、それも経営者の方が魂を入れたものを見る機会というのは滅多にない機会だと思います。
こんな機会をいただき、本当に感謝です。
そして、この会ではグループ討論というものがあります。
初めてお会いする方々ばかりでしたが、年の近い経営者の方々だけに色んなことを共有できました。
ああ、そういうことを考えているんやなあ
やっぱり経営者って、同じようなことを考えているんやなあ
経営って、そこに行きつくのよなあ
と、学びもありつつ何か楽しくも感じる時間となりました。
私は今まで経営者の会などというものに誘われることもなければ興味もなく
「どうせ遊んでるだけなんやろ」と勝手に思っていましたが
そんな事はありませんでした(失礼ですみません)。
また参加したいと思っています。
まあ、そんな事を言いながらも
参加するのは時間的な負担も大きいため
幽霊会員の道を歩む雰囲気もプンプンしているのですがね