思い出の曲
ABCラジオで日曜午後に
「浦川泰幸の気分はトレンディ」
という番組があります。
80年台から90年台の音楽を流す番組でして
「アラフォー」間際の我々としては結構ストライクなわけです。
とは言うものの、基本的に音楽に興味が薄い私が知っている曲はかなり限られます。
そんな中、昨日この曲が流れました。
「世界中の誰よりきっと」(中山美穂&WANDS)
この曲は・・・
思わず涙出そうになりました。
念のため言うと私は中山美穂さんのファンでも何でもありません。
この曲は私が21歳のころの曲(げっ、もう16年前!)。
当時私は大学生ながら、大学そっちのけで熱血塾講師バリバリでやっていました。
授業の有る無しに関わらず、毎日毎日塾で過ごす日々。
特に受験を控えた中3生指導は熱く、そして緊張の毎日でした。
生徒ひとりひとりに思い入れは強く、先生同士で生徒の話題で盛り上がることも多々。
そして最後の授業、入試、発表を経て・・・
「卒業式」があるんですね、この塾には。
丸3年間、ずっと教えてきた生徒たちを送り出す、最後の日です。
そして式の最後、「卒業生退場」というアナウンスとともに流れてきたのが
「世界中の誰よりきっと」
だったんですね。
この曲をバックに教え子たちが起立して歩いていく姿を見守りながら、目に入った子の一人一人の名前を心の中で叫び続けました。
正直、この曲全く知りませんでした。
流行の歌なんて全く聞いてませんでしたから。
ただ、今も目に焼きついているこのシーンとともに、この曲があるんですね。
そんな思い出の曲です。
そして
16年を経て
このとき送り出した教え子が家を建てるとのことで私に相談してくれました。
仕事を越えて嬉しいです。
そうかあ、もういい歳になってんもんなあ。
所帯も持って、家を建てるようになったかあ。
俺にとっちゃあ、まだ中学生の子供みたいに見えるけどなあ(笑)。