そこは雪国
リーフユニティの植田です。
今日は大変貴重な経験をしてきました。
御通夜に行ってきたのですが、行き先が天川村・洞川。
温泉や名水、大峰登山などで有名なところです。
しかし、この季節、そしてこのタイミング。
まさに、別世界でした。
雪が積もっているとは聞いていたので、とてもじゃないけど私の愛車では行くことは不可能だと早々と判断しました。それでタクシーを頼み、何があるか分からないので早めに出発。
桜井から明日香を経て芦原トンネルを越え、大淀、下市と進みます。
そこからまでは普通のドライブです。
そこから、まずグイッと山を駆け上り、チラホラと積雪の残りが見えてきます。
そして黒滝まで来るとかなり標高も上がり、雪が増えてきました。
そこから、さらに上ります。
そして長いトンネルを1つ越えると、そろそろ路面が雪で覆われてきました。
もうひとつ長いトンネルを越えると完全にそこは雪国です。
タクシーの運転手さんは雪には慣れているとのことでタイヤチェーンなしで突き進むのですが、後ろに乗る私は手に汗です。
そして天川に到達したのですが、洞川へ行くには更にそこから山を上っていかねばなりません。
ちょっと上ると、ものすごい積雪量です。とうとうタクシーが上れなくなりました。
あきらめてチェーンをまくことになったのですが、その時ズルズルっとスリップし、運転手さんも「やばいっ!」
すんでのところで側溝に落ちかけました。
あやうく助かったのですが、チェーンを巻くにも車が動かず、やむなくジャッキアップです。運転手さんもフウフウ言いながらなんとかチェーンを巻くことができました。
そうやって私たちが悪戦苦闘している間に、後ろからスイスイとチェーンを巻かない車が上って行きます。
そう、彼らは4WDなのです。
2WDと4WDって、こんなに違うのですねえ。これほど痛感できることはありません。いや、ホンマ。
チェーンを巻いて更に山を上り、なんとか洞川に辿り着きました。
いやあ、まさに別世界。同じ奈良でこんなことになるなんて・・・!
そして、そこに多くの人が住んでいるのです。
本当に貴重な体験でした。
タクシーの運転手さん、ご苦労かけました。
ありがとうございました。
最後になりましたが、無くなられたSさんのお母様のご冥福をお祈りいたします。