エクステリア業界の値上げ状況

このところ

物価上昇、値上げの連続ですね…(-_-;)


私たちがお世話になっている住宅会社さんと話をしていても、そんな話が多いです。
家を建てる坪単価も、どんどん上がっていくようです。


私たちの外構業界の状況は、と申しますと

やはり値上げの動きがあります。。


外構・造園・エクステリアの工事では様々な材料を使うのですが

金額的に多くを占めるのは、実はアルミ金物の材料です。

カーポート、テラス、門扉、フェンスなどなど。
ウッドデッキの板は樹脂ですが、その下の構造はアルミです。

その他、コンクリートやブロック、石材、タイルなど多くの材料も使いますが、実はこれらの材料よりアルミ金物の材料はずっと高いものなのです。


これは、弊社の請求書を見比べたら明らかです。


アルミ金物の仕入れ業者さんに支払う金額だけ、とびぬけてます^^;

桁は普通に違いますし、二桁違う場合もあります。


井上定さん、っていう代理店さんを通して仕入れるのですが、すごい金額を毎月支払っています^^;


これだけダントツなんだから、ちょっと井上定さんの事務所に私の席を作ってくれてもいいんじゃないか、と思うくらいですね(笑)。


話を戻して…

そのアルミ材料の値上げが続いているのです。


サラッと書きましたけど、過去にない異例中の異例の状況、事態が起こっています。

カーポートや門扉フェンスなどのアルミ材料の価格は、完全に「定価」が設定されていてカタログに明記されているものです。

なので値上げ、と言ってもカタログを改訂しないと出来ないのです。

これはメーカーさんにとってハードルが高いものです。


そして、これまで値上げと言っても5~10年に一回くらいしかされた事がありませんでした。


それが今年。
4月に値上げがあり、そしてこの10月に最大手のリクシルが2回目の値上げに踏み切ります。

1年に2回もカタログを改訂するなど、まさに前代未聞の事態が起こっている、というわけです。


それだけメーカーさんも苦しい、という事になるのでしょうが…。

元々アルミの原料はロシアからも輸入していましたし、ウクライナ戦争の影響もあるのでしょう。さらに原油高に伴う様々な経費の高騰に円安、と来ていますからね。



こんなようにエクステリア業界では未曽有の状況ですが、実際の値上率は10%~15%程度です。大きいと言えば大きいですが、お客様に出す外構工事の見積トータル金額の中での割合からすれば数パーセントまでの話になります。


他の業界、特に資材そのものを扱う業界では常に乱高下もあるでしょうし、もっと激しい値上げもあるのかと思われます。エクステリア業界はまだ、可愛いものかも知れません。


目下、そんな状況です。