ドラフト予想(長文です)

 

「1位はBIG3の中から指名する」

 

 

ある球団のスカウトのセリフだそうです。

 

 

 

ドラフトでBIG3という言葉が使われ出したのが、2007年のことと記憶しています。

 

この年、高校球界でドラフト1位指名候補として突出していた選手が3人いました。

 

 

中田翔(⇒日ハム)、佐藤由規(⇒ヤクルト)、唐川侑己(⇒ロッテ)

 

 

彼ら3人を指して、いつの間にやらBIG3という呼び名が定着したのです。

 

 

 

そして昨年

 

大学生で1位指名入札が集まりそうな選手が3人いました。

 

 

藤岡(⇒ロッテ)、野村(⇒広島)、菅野(⇒浪人)

 

 

彼ら3人を指して「大学BIG3」という呼び名がまたまた使われたのです。

 

 

 

すると今年のドラフト候補を語られる際に

 

 

藤浪(大阪桐蔭)、大谷(花巻東)、濱田(愛工大名電)の3人の高校生が春頃から注目を浴びて「BIG3」と呼ばれはじめました。

 

しかし藤浪が全国優勝、大谷が160キロを出す中で濱田は夏に少し評価を落とし、BIG3というよりも二人が突出する格好となりました。

 

 

そこに大学生のバリバリの重複1位候補である東浜(亜大)を加え、高校・大学チャンポンの「BIG3」と呼ぶ人も出てきた訳です(更に浪人中の菅野を加えて「BIG4」とされる場合もあり)。

 

 

 

BIGという呼び方はともあれ
ドラフトの目玉と話題が彼らに集中している事は間違いないのですが

 

この直前期における大谷のメジャー挑戦表明…

 

これで一気にドラフトの様相が一変しました。

 

 

従来の予想としては

 

藤浪には指名を公表した阪神、オリックス、ヤクルト

 

大谷には楽天、西武、日ハム、ソフトバンク、

 

東浜にはロッテ、広島、DeNA

 

菅野に巨人

 

 

そして中日あたりが福谷(慶応)の単独指名狙いか…なんていう予想ができたのですが

 

 

大谷を指名するはずだった球団が

 

藤浪または東浜に流れるか、競合を避けての一本釣りを狙うことにもなりそうなのです。

 

 

こうなると阪神にとっても痛いところですね…。
藤浪がハズレる可能性が高まる上、一本釣りが増えるとハズレ1位候補が減ることになります。

 

ハズレる事を前提として考えると(なんせ当たった試しなし)

 

他の1位候補は

 

森(東福岡)
三嶋(法大)
則本(三重中央大)
松葉(大体大)
松永(大阪ガス)
増田(NTT西日本)

 

この辺のピッチャーが1位で消えそうなところですかね。

 

野手は評価が難しいところで

 

伏見(東海大)     好打の捕手としてのプレミアをどう評価するか
杉山(早大)      六大学のホームラン王だが元・捕手でファーストというポジションをどう評価するか
白崎(駒大)      強打のショートで評価は高い模様
北條(光星学院)   甲子園の星だが1位評価まで届くかどうか

 

 

 

 

私なら北條指名です。

 

何度も書いていますが、この手の主軸候補の野手が阪神にはいないんです。昨年1位指名の隼太はともかく、続くのが森田、中谷、未知数ですが一二三くらいで後は小兵ばかりです。

 

更にワンツーで同じ光星学院の田村も獲りたいくらいです。

 

 

逆に若い投手はいるんです。

 

 

将来のローテーション候補には秋山、岩本、歳内がいます。
小嶋、白仁田、二神…ドラフト1位の投手も一軍戦力に食い込めないんです。

 

彼らが出番に恵まれないくらいの状況なんですから、さほど即戦力投手は必要ないです。

 

 

藤浪が別格であることは確かですが、ハズレ1位は敢えて野手で行ってほしい。

 

しかし結局は、三嶋か則本あたりに落ち着きそうな予感も漂うところですが…。

 

 

 

ともあれ、期待して注目します!