嗚呼、岡田彰布

 

オリックスの岡田監督が突然解任されました。

 

3日前に今期限りの退任は決まっていたのですが
今日になって「明日からこなくていい」になった訳です。

 

 

(岡田監督のメディア上のコメント)

 

「契約やからなあ」としながら「3日前、最後までやってくれというのを言われたばかりやからなあ」と、複雑な心境を明かした。

 

 

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急に話をひっくり返されたんで、お気持ちもお察ししますが…

 

岡田監督は前日の11連敗の後、こんなコメントを残しています。

 

 

 

 

 

「ゲームのコメントはないぞ。一回、気持ちが切れたら戻られへんのやろうな。ネジを巻き返すというても無理よ」

 

 

 

 

 

歯に衣着せぬコメントは岡田氏の真骨頂でもあり、色んな意味で注目を浴びてきたのですが

 

そこまで言ってしまうと…ダメなんでしょうね。球団の対応も理解できる気もします。

 

 

 

「無理」と言ってサジを投げてしまい、自らの気持ちも切れて投げやりになってしまっている…と取られても仕方のないコメントです。

 

こんな状態の人に1日でも監督をさせたくない、と球団が考えても不思議ではありません。

 

 

 

もちろん、当人は投げやりになってなどいないのかも知れませんが

 

こう言ってしまうところが岡田氏の岡田氏たる所以なのでしょうね。

 

 

 

今シーズン中の岡田氏のコメントの中でも、ものすごく気になったコメントがあります。

 

中山という投手が度々失点を重ねた際に

 

「中山は2軍落ちさせるところを『再生させます』って頭を下げてきたから残したけど、だまされたよ」

 

と、自軍の投手コーチを痛烈に批判したのです。

 

 

 

コーチ本人にどう仰られたのかは分かりませんが、「だまされた」なんていう表現はマスコミに言うコメントとしては過激すぎだと感じました。

 

また、信頼関係を完全に放棄する内容です。
仲間を信じられないトップって…どうなんでしょう。

 

このコメント後はさぞかし雰囲気も悪くなったろうな、と推察します。

 

 

 

 

阪神の和田監督ではありえないような

 

常に上から目線、歯に衣着せぬコメントが岡田氏の持ち味でもあり、関西ではそれも人気の理由でもあったのですが

 

今年の岡田監督は行きすぎてしまいましたね…。

 

 

 

しかし、阪神の監督としては歴史に名を残す名監督でした。

 

また遡れば新人の頃から大人気で、インパクトの強い活躍をして

 

指導者としても二軍監督として早くから監督候補生と目されてきた

 

言わば阪神の「エリート」です。

 

 

 

実績で上回る掛布雅之が歩みたくとも歩めなかった道です。

 

 

 

その岡田彰布がこのような形で経歴を傷つける形になるとは

 

阪神ファンとしては複雑な思いもあるところですね…。

 

 

 

 

また、あの岡田節を聞いてみたいです。

 

 

 

 

 

「そらそうよ」