中村GM
このところ微妙にメディアを賑わせている
中村GM
早稲田のキャプテンを務めた毛並の良さを買われ、若くして幹部候補生として目されました。
コーチ兼任を経て早めの現役引退、そして二軍監督就任とエリートコースを歩み
90年に満を持して監督就任しましたが…
暗黒時代の真っただ中で苦しい戦いを強いられ、最後はシーズン途中で辞任に追い込まれました。
その後オリックスでGMなどフロント要職を務め、何故か1年だけ監督をしたりして球団経営に関わったのですが
結局オリックスも低迷を続けてめぼしい成果はなし。
経歴だけ見ると輝かしいものもあるんですが(阪神OBとしては、ですが)
しかしこの御仁、私はどうも気にかかって仕方がありません。
ま、過去の事を蒸し返すのはやめておきますが
GM就任後の動きと発言だけ見ても…
阪神は現在、2軍選手に出場機会をある程度均等に与えているが「いい方法ではない。素材を見て、集中的に育てるのがファーム本来の姿」と持論を展開。
⇒この発言に対して、吉竹二軍監督は「均等に与えているわけではない。そのあたりは今後見てもらいたい」という趣旨の発言をしています。
私のような一ファンでもウエスタンの結果やら起用されている選手をチェックしているんですけど…別に均等になっている訳ではないですよ?
確かに幅広くチャンスを与えている感じはありますけども、多くの選手にチャンスを与えて全員を見極めていくのが当然のことと思いますが…。
それと、「集中的に育てる」対象の選手が見当たらないのが現状だと思いますがねえ。一応野原(将)などは「集中的に」チャンスをもらい続けてきましたし。
恐らく自らの目でファームの選手を見て来なかったんでしょうね。
真弓監督も、ファームの選手を見て「生で見た事なかったからね。」なんて発言してましたし…。
両氏に限らず、解説者の仕事も阪神専属みたいなものなんだから、二軍の試合も普段から見るべきだったと思いますが…。赤星氏なんて結構見られてますよ。
むしろ、せっかく一軍に登録したのに出場する事なく二軍へ再降格…なんて事をやっている一軍首脳にこそ問題があると思います。
「ランクを付け、我慢すべきは我慢して使う。将来性のない選手を我慢して使ってもマイナス」との方針を示した。
⇒将来性のない選手って…一体誰を指すんですか?本当に将来性がない選手などがいれば、それは所属していること自体がおかしい。所属するからには全員が将来性に期待する選手であって当然です。
それをチャンスも与えず腐らせる方が余程おかしい。
私に言わせれば、この内容は一軍首脳にこそ言いたい。
世代交替はいよいよ待ったなしの時がやってきています。
ここ数年固定されてきたレギュラーも、いよいよ顔ぶれが変わるときが来ました。
レギュラーを育てるときにこそ、この「我慢すべきは我慢して使う。」ことが必要なんじゃないですか?
控え選手をいつまでも便利屋扱いしたり、悪いところばかりを注意したりしている印象が強いです。
あくまでもOB中心! 来季に向けて着手する“和田改造内閣”の土台が6日、明らかになった。タテジマに袖を通した人物が基本線で、山田勝彦現オリックスバッテリーコーチ(43)の招へいを目指していることも分かった。
⇒山田氏には申し訳ないのですが…キャッチャー・山田の時って阪神が最も弱かったように思えてなりません。矢野が山田からレギュラーを奪って阪神が強くなっていっただけに、どうもこのコーチ人事は疑問です。
OBにこだわるのも分かりますが、コーチの世代って「暗黒時代」の方が多い訳で、正直人材は乏しいんです。
OBなら03年や05年の優勝を経験した若い世代で、ちゃんとチームの事を見てきている人を登用してほしいです。
となると候補は
矢野、赤星、そして金本。
しかし矢野氏や赤星氏はまだまだ解説者ライフを堪能したい思いもあるような気もしますね…。受諾してくれるかどうか、ですね。
金本はいよいよ「その時」が来たんじゃないかと。
いきなり二軍監督なんかでもいいと思います。
ちなみに、もし私がGMならば(妄想)
何よりも真っ先にドラフト候補生を見に行きます。
大学生は秋のリーグ戦が始まっています。
この時点における見極めはかなり重要なポイントだと思います。
まさかないとは思いますが
「ドラフトはスカウトに任せる」などというような発言を御仁がされるような事があれば
いよいよ暗黒時代突入も近いですね…。