梨田監督内定!?
真弓監督が退任して
後任は梨田氏に内定ですか…?
私は和田監督がいいと思うのですが
梨田新監督ならば和田ヘッドコーチ、という事になるのかも知れませんね。
真弓監督という方は
どこまでも「職人」だったのだろうと推察します…。
現役時代は一流の打撃職人でした。
職人らしく自らに厳しく、他人の事を悪く言ったりすることは一切なく
そして率先してリーダーシップを取ることもなかった…。
「オレが、オレが」という人間ではないのです。
現役を引退した彼は、職人としての道具を置いて人当たりのよい人間になりました。
奇しくも梨田氏と共にユニフォームを着た近鉄ヘッドコーチ時代には
ヘッドコーチとしての存在感の薄さが囁かれていたとも。
ABCの解説者として解説を聞いていても
実に柔和でいいのですが、「当り障りのない」話に終始していました。
きっと笑顔も絶やさず仕事をされていた事と推察します。
しかしABCで阪神専属のようなポジションにありながら、阪神の若手選手について詳しい訳ではなく、ドラ1だった白仁田を監督就任後に「生で見た事なかったから」と言う始末。
現在解説をしている矢野氏などは、解説席で猛烈に悔しがったりしている様が伝わったりしていますし
もちろん現役選手について詳しいことは言うまでもありません。
解説者時代の真弓監督の言動から、私も監督就任に一抹の不安を感じていたものです。
果たして真弓監督は監督として「当り障りのない」言動に終始する方でした。
抗議に行かない、マウンドに行かない、選手を叱らない。
采配はコーチ陣任せでした。
任されたコーチはコーチだけに実績ある選手に対する遠慮もありましたでしょう。
そして昨年オフにコーチ陣を切ることがなかったのも、ある意味「当り障りのない」行動だったのです。
ファンの「辞めろ」コールにもじっと耐え
事実上の解任となった事にも
「これだけの戦力を預りながら、結果を残せなかった。」と、
どこまでも潔く、そして「当り障りなく」退かれます。
人間としては素晴らしい方でした。
しかし、トップに立つということは簡単な事ではなく
求められるものが完全に違うのです。
我々の業界に置き換えても
腕利きの一流エクステリア職人さんと
エクステリア専門会社の社長に求められるものは全く異なります。
梨田氏については阪神ファンの私には縁がなく、よく分かりません。
チームの事を全くと言っていいほど知らない事に一抹の不安もあるのですが
この不安が的中しない事を祈りたいですね…。