外構エクステリアのカラーコーディネート

外構エクステリアのカラーコーディネートというものは

当然ながら、住宅のカラーコーディネートにマッチさせるのが基本的な考え方です。


そして外構エクステリアで用いられる商品の中で、一定割合を占めるのが門扉、フェンス、カーポートなどのアルミ商品。


これらの色をどう住宅に合わせるか、というと

住宅のサッシ色(窓枠などに用いられている色)に合わせる、というのが王道的な考え方になります。


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数年前の現場だったと思いますが、こちらではカーポートはグレー色で合わせました。

リクシルでいうところのシャイングレーという色です。


御覧のようにサッシ色がグレーになっていますので、それに合わせました。

ちなみに門扉、フェンスは玄関ドアの木目色に合わせて木目のチョイスですね。


こんな風に、少し前までは建物が白系でサッシ色をグレーにするコーディネートが主流となっていました。



しかし、ここ数年で住宅のカラーコディネートも変化しつつあります。


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昨年の現場なのですが


基調色は


ブラック。



ブラックと言えば、実は昭和の時代にはそれなりに使われていたのです。

和風のイメージにブラックが合わせやすいため、ブラックもしくはブラウン系も使われていました。



しかしここに来て、ブラックが復権してきた感じですね。

黒は重厚感もあり、グッと引き締まる感じの印象となります。



住宅のトレンド、というものは少しづつ変化していくものです。

一時多かったのが「南欧風」「ヨーロピアン」と呼ばれるデザイン。

白サッシの家も時々あり、カーポートなどに白をもってくると一気に南欧風のイメージに寄ります。


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こういう感じですね。





その後、「シンプル」「モダン」といったキーワードが多く使われるようになりました。


そういったトレンドにも合わせてカラーコーディネートは変化してきています。




もちろんアルミの色というものは何でもあるわけではなく

ブラック、グレー、シルバー、ブラウン、ホワイトなどに限定されるわけですが。



そしてアルミ以外の素材で、カラーコーディネートをまとめていく事になります。

石、タイル、ブロック、レンガなど。



実際のところ、流行の先端は首都圏をはじめとした大都市圏で動いていると思われます。

なので我々のような地方では少し遅れて着いていく…という感じなのでしょうけどね。