メロンのマーケティングについて

先日

見知らぬ電話番号からの着信がありました。

しかも、フリーダイヤルのような番号からでした。
どこからなのか、と気になって電話してみました。



「昨年、メロンを買っていただいた摩周湖展望台なんですが…」


昨年の7月、団体旅行で北海道に行ったのですが

その際に行った摩周湖(霧で湖は全く見えませんでしたが)のお土産屋さんでメロンを買って家に送ったのです。

なるほど、その時に送り状に名前と電話番号を書いていますね。


「今年も美味しいメロンができまして…」

という売り込みが続くのですが、これがまた微妙に北海道方言のイントネーションでとても素朴に感じるわけなんです。プロのテレホンオペレーターのような綺麗な喋りではないところがミソです。

昨年の摩周湖の光景なども思い出されて

つい買ってしまいました(笑)


そして何でもそうですが、直接依頼するというのが大事なんですよね。

これが例えば郵送でメロン販売の案内が送られてきても、きっとゴミ箱行だったでしょう。

電話で、顔こそ合わせていないものの肉声で話をしていると

「断るのも申し訳ないし、ちょっと付き合っとこうか」

となる確率ってグッと上がるわけです。


なかなか上手いマーケティングをされているな、と感心しました。
実際は摩周湖ではなく札幌あたりのコールセンターでやっているのかも知れませんが(笑)


このことから学びました。

・OB顧客を大切にすること。OB顧客の成約率は新規客よりずっと高い。

・直接、一人一人に依頼すること。文章、電話、対面の順に断りにくくなる。

・親しみを込めること。名前を名乗り、機械的な喋りではなく自然なトークで。


押し売りのマニュアルのような話ですが(笑)

営業・マーケティングの大事なことが含まれているような気がします。



ま、とりあえずメロンは楽しみです(笑)