鳥谷が去る。
ある意味、予測はされていた話ではあったのですが
球団と鳥谷本人の思いにズレがあったため、大騒動になってしまっていますね。
鳥谷の去就問題については野球界やファンの中でも色々な意見があるようです。
前もって申し上げると、私は鳥谷という選手に特別に強い思い入れがあります。
過去、当ブログでも鳥谷については何度も熱く語ってきました。
2007年10月14日 阪神ドラフト列伝と鳥谷敬
2012年11月12日 ありがとう、鳥谷敬
2017年9月9日 鳥谷敬と2000本安打
鳥谷退団に際しては、私の思いの全てを盛り込んだブログを投稿することになるでしょう。(ファン以外からの「何を訳の分からないことを言ってるんだ」という苦情は受け付けておりません(笑))
そんな私から見て、今の騒動についてどう考えているか。
引退勧告をした球団に対して「功労者に対してリスペクトがない」「なぜ、今の時期に?」という球団批判も多く聞かれます。
結果的にそう見えるのは仕方ないのかも知れない。しかし、契約の最終年でもある今シーズンのキャンプからの経緯、そしてシーズンを通しての鳥谷の打撃成績。おそらく鳥谷は引退するだろう、と私は思っていました。鳥谷を見たい感情的なファンは、もちろん引退してほしくないでしょう。しかし全ての流れ的には引退の方向を向いていたと思うのです。
金本、矢野、桧山、関本…と功労者であった選手たちも引退してきました。
彼らもやはり、引退する年には「今年で引退か」という流れであったと思うのです。
金本の現役最終年は.258 6本 30打点。
同じく桧山で.196 0本 13打点。
同じく関本で.262 0本 10打点。
同じく関本で.262 0本 10打点。
鳥谷は現時点で.205 0本 0打点。
金本以下、功労者の引退は9月ごろに申し合わせがされて引退試合が甲子園で行われました。
鳥谷についても同じ流れで、と考えた球団を非難することができるのでしょうか。しかも鳥谷に関しては球団側は社長が対応したと聞きます。ハッキリ言って西岡に戦力外通告したのとはレベルが違いすぎる話です。
球団にとっては「まさかの」引退拒否であったのです。
鳥谷の起用についてもファンの間でも意見が別れています。
「鳥谷は代打に向いていない。スタメンで成果を出す選手だからスタメン起用すべき。」
「今の鳥谷を一軍戦力にするのは無理がある。二軍調整させるべき。」
矢野監督は徹底して「代打・鳥谷」、しかもチャンスの場面に鳥谷を送り出しています。
結果、鳥谷の得点圏打率は .029 打点ゼロ。
それでもチャンスで鳥谷を代打に送る今の矢野監督は、何か信念に動かされているかのようです。
チャンスの代打で凡打を繰り返す鳥谷に、厳しいファンの声も聞かれます。
一方で、球場では代打・鳥谷に一番の歓声が起こります。
そして、私は矢野監督の方針を100%支持します。
何とかチャンスで打ってほしい。それが阪神・鳥谷の花道になるんだ…そう思うのです。
シーズン後に鳥谷が現役続行を望んだとして、獲得球団が現れるのか…。マスコミを含めて鳥谷という名前だけを見ている人は他球団移籍のイメージもあるようですが、ずっと見守っているファンからすれば厳しいというイメージしかありません。
巨人の村田には獲得球団は現れませんでした。
古い話ですが、真弓明信という選手は球団の引退勧告に反して他球団移籍を模索しましたが、獲得球団が現れずそのまま引退しました。
当たり前すぎる話ですが、これは全て鳥谷本人の意志が全てです。
その上で、一人のファンとしての意見です。
阪神のレジェンドとしてユニフォームを脱いでほしい。
もちろん
どこへ行っても応援します!