開幕に寄せて

 

気になる点を少し。

 

 

今の段階で今年の阪神を簡単にまとめるなら

 

打力はアップ、投手力はダウン、ということになります。

 

 

打つ方では西岡と福留の加入がありました。
平野と金本に代わって、という図式ですから、やはり戦力アップでしょう。

 

外国人は昨季のマートン、ブラゼルからマートンが残留してコンラッドが加入。

 

マートンは昨年悪かったのですが、少しはよくなると思われ…
コンラッドはオープン戦で結構ホームランを打ったりしていました。

 

後は兄を押しのけて4番に座る新井良太と3番鳥谷のコンビ次第、というところですね。

 

まあ不安はあるものの、昨季よりは点が取れると思います。

 

 

問題は投げる方です。

 

先発は

 

能見、岩田、メッセンジャー、スタンリッジの実績組に加えて榎田と藤浪、という陣容でスタートです。
それなりに揃ってはいるのですが、実績組をアテにしすぎてはいけません。

 

特に岩田とスタンリッジには不安があります。

 

やはり期待は藤浪ですね…!

 

いずれにせよゴールデンウィークまでは、この6人で回し

 

以降、交流戦に入れば4~5人で回せますから調子の悪いのを外せばいい。

 

 

問題となるのは、やはりリリーフ陣。

 

藤川球児が抜けたのは、とてつもないマイナスです。

 

 

 

ここまでの経緯から行けば

 

抑えに久保。

 

正直、未知数です。
本人もそうだと思います。

 

そして勝ちパターンの有力候補が福原、そして安藤…?

 

福原は凄い球を投げるんですが…、どうも「持ってない」感があって勝負どころで弱い印象です。
安藤は…どうなんでしょう???先発失格の烙印を押されてしまってますが、リリーフで復活というストーリーがあるのか…?

 

そこへ左を絡めて…と和田監督が言っています。
このあたりは藤原、川崎、加藤の3人が候補です。

 

本来名前を連ねるべき渡辺が出遅れているのが痛いところですね。

 

 

ハッキリ言います。

 

シーズン前から継投のパターンを決めてはいけません(誰か和田監督と中西コーチに伝えてください(笑))。

 

 

03年に確立された安藤、リガン、ウィリアムスもシーズン途中から固まった形です。

 

この年開幕時はポートとかいう今や顔も思い出せない投手が抑えという構想だったことを知る人はどれだけいるんでしょうか。

 

シーズンインしてフタを開けてみればウィリアムスが快刀乱麻、安藤がビシッと剛速球を決めてポジションを固めたのです。

 

 

05年以降のJFKも、藤川が投げれば投げるほど良かったので固まったんです。
久保田の抑えはともかく、シーズン前からJFKと決まっていたわけではありません。

 

 

対して

 

コバヒロ入団のときにトリプルKとか言ってコバヒロに固執し続けました。
結局は2年で戦力外になった投手なのに、前半戦ずっと不安定な状態で8回に起用し続けました。

 

この年は榎田が新人で入団してリリーフでいい投球をしていたのですが、結局はコバヒロにとってかわりました。
それならシーズン当初から、さっさと榎田で行ってればよかったんです。

 

そして昨年は逆に、藤川につなぐのに榎田と決めてかかりすぎて失敗したケースが目立ちました。
後半は筒井にこだわりすぎた感もありました。

 

 

どうせ、と言ったら失礼ですが…顔ぶれは変わるんです。

 

シーズン前に決めても固執してしまったらマイナスになります。
一通り投げさせて、調子のいいものがポジションを獲ればいいんです。

 

そういった意味では鶴にも頑張ってほしいところですし
小嶋あたりでも面白いかも知れません。

 

藤浪にメドが立てばスタンリッジをリリーフに回す…とか柔軟に考えてほしいところです。
枠の空く先発は秋山、岩本、歳内、また鶴にチャンスを与えてもいいんです。

 

 

 

決して投手がいないわけではありませんので

 

首脳陣の手綱さばきが問われるところですね…。

 

 

 

和田監督と中西コーチに誰かこのブログ内容をお伝えいただけませんか…、いや、と言うよりも

 

 

私にやらせてもらえませんか(笑)?