外構エクステリア業界について①

外構エクステリア業界。


私たちにとっては日常の業界なのですが、実は建設業界の中では他業種と色々な違いがあるもんだなあ、と感じるところです。

そんな話をブログでしばらく書いてみます。


外構エクステリア業界には様々なキャラクターの会社がありますが
基本的には住宅業界の中の専門業種の一つです。


一件の住宅を建てるのに、それはそれは多くの専門業種の業者が現場に入ります。

どんな業種があるか、ザっとご紹介します。

建てる前段階から挙げていきますと

建て替える場合は

解体屋さん
が入ります。

そして基礎工事に入る前に地盤改良が必要なケースがあります。

地盤改良屋さん
が杭打ちなどの地盤改良を施します。


そしていよいよ基礎工事。

基礎屋さん
の出番です。

基礎屋さんというのは主に土木屋さんと言われる業種の中で、基礎に特化してされているケースが多いです。

基礎ができれば

設備屋さん
が先行配管と言いまして、汚水や雨水の配管を先します。
後でやるのは結構大変な場合も出てきますので。

設備屋さん、とうのはいわゆる水道業者さんです。
なぜか水道屋さんというより設備屋さん、と呼ばれることが多いです。

そしていよいよ上棟の準備として

足場屋さん
が入って先行して足場を組みます。

そして棟上げとなるのですが

大工さん
がここから登場します。

棟上げの際には

クレーン屋さん
を呼んで、木材を吊りこみます。


その後しばらく大工工事が続くのですが、その後

屋根屋さん

が屋根を作ります。屋根屋さんは板金屋さん、という業種であったりもします。

そして大工工事が進んでいくと様々な業者さんの出入りが多くなります。

電気屋さん
まずは配線からになります。
最後に照明器具やコンセントなどを取り付けます。

サッシ屋さん
窓枠ですね。サッシメーカーが直販したりもします。

キッチンやユニットバスを入れる業者さんは
何と呼んだらいいんでしょうね(笑)

外壁になると
サイディング屋さん
です。

サイディング屋さんに加えて塗装屋さんやタイル屋さんが入る外壁もあります。

さらに各所の仕上げで

畳屋さん
クロス屋さん
防水屋さん
など。

もちろん設備屋さんや電気屋さんも仕上げ段階で登場します。
ガスを使う場合はガス屋さんが入ったりもしますね。

いよいよ足場が外れると

玄関ポーチにタイルを貼る
タイル屋さん

基礎巾木や勝手口、給湯器の基礎などを作るのが
左官屋さん

なども入ってきます。

そして完成するといよいよ

美装屋さん
が入ります。

美装、すなわち掃除をする業者さんです。
最後に丁寧に掃除をしてくれます。


こうして建物が完成して

他の業者さんが誰もいなくなってから最後に登場するのが私たち

外構屋さん
なのでございます。



ここまで上げてきたように、業界ではそれぞれの業種を指して「〇〇屋さん」と呼んでいます。


こんな風に外構屋とは住宅を作る際に数多く存在する専門業種の中の一つなのです。

しかし、こうやって名前を挙げた多くの他の専門業者さんと外構屋というものは異なる点が数多くあるのですね。


それについて、また次回以降書いて行きたいと思います。


(続く)