「分業」
です。
例えばですが
町のお医者さん、つまりクリニックをイメージしてください。
お医者さん一人に対して
クリニックには受付窓口に一人か二人、そして看護師さんが2人か3人くらいいらっしゃる…という感じでしょうか。
患者さんがくると、まず受付窓口で対応して受け付けます。
そしてお医者さんが診察の肝の部分だけを行い、検査等は看護師の方がテキパキと進める。
そして診察が済むと、会計と処方箋の受け渡しは受付窓口にて。
こういった分業ができている事によって、お医者さんは診察のみに特化するので一時間に何人もの患者さんを捌く事ができるわけです。
私たちが目指すべきところも、まずはこういうところだと考えています。
プランナー、いわゆる営業という職種は従来から多くの仕事をこなす事が求められてきました。
なので幅広いスキルや経験が必要となり、例えば入社間もない新人がそう簡単にこなせる仕事ではないのです。
また、一件の現場をこなすのに多くの時間が必要となるため数多くの現場を担当すると大変な事になっていきます。
いわば、お医者さんが患者さんの受付もして検査も会計も一人でする…という状態なわけです。
こういう仕事を、サッと普通にこなせる人って
相当に有能な人、言わばスーパーマン(古い?笑)という事になります。
するとさらに多くの現場を受注して納めていくためには、多くのスーパーマンを揃えないとできません。
この人手不足時代に地方の中小企業としては
それは簡単な事ではないのですね。
なので
「分業」体制を作らないといけないのです。
営業担当としてやってきた多くの仕事を細分化し、設計担当やアシスタント、現場管理スタッフが分担・補佐してこなしていく。
営業担当とは、まさにお医者さんとして
キモとなる部分である顧客面談を業務の中心として少しでも多くの顧客を担当できるようにするのです。
そして、新入社員であったり経験の浅いスタッフは
その補佐役をして部分的な業務を数多くこなす事によってスキルアップが早くなります。
いわば
これまで1から10まで一人の営業担当がやっていた業務を
1,2をする人、3、4をする人と決めて分業し(設計や見積など)
営業担当は5と6を抑えて多くの顧客を担当できるようにしていこうというわけです。
7,8や9,10(いわば工事やメンテナンスなど)をする人も分業により決まっています。
1から10まで全てを覚えないといけなかった新入社員は、まずは1と2ばかり繰り返しする事によってスキルアップを早めます。そして一定期間を経て7,8の担当へ係替えを行って更にスキルを高めるわけです。
現時点では、まだまだ理想の話なのですが
必ずここに到達すべく
取り組んでまいります…。