阪神ドラフトと小関順二氏

 

もし貴方が小関順二氏という方をご存知であれば

 

貴方はかなりのドラフトウォッチャーだと推察いたします。

 

※先に言っておきますが3日連続野球ネタにして、この後延々とマニアックな話が続きます。

 

 

世の中にはドラフトマニアの方が数多くいらっしゃるようで、ドラフトについてのホームページがあちこちに存在します。

 

そして中には

 

高校野球ならば甲子園の大会のみならず地方大会まで観戦し

 

大学野球のリーグ戦を注視し

 

社会人野球では都市対抗をチェックするという

 

 

スカウト並の情報収集を自らされる方もいらっしゃいます。

 

 

その中でも、書籍の出版からコメンテーターとしてのメディア出演など、もはやビジネスとして立ち位置を確立するにまで至ったのが小関氏なのです。

 

 

 

氏の帰納的な分析手法は私も相通ずるところがあり
私もこの道を進めば、小関氏と似たような芸風(?)になっていたかも知れません。

 

(何を訳の分からない事を言ってるんだ、という批判は受け付けておりません(笑))

 

 

 

 

氏は今回のドラフトを評し

 

2012年ドラフト会議を徹底検証!阪神の上手い指名を初めて見た!

 

と語ったのです。

 

 

 

氏は過去の阪神のドラフトを評価してこなかった。

 

確かに私も評価していませんし、考えに相通ずるところは沢山あったと思います。

 

 

しかし氏の考え方の傾向として

 

「将来性」ある高校生が好きで

 

高卒を育てることこそ理想であり、チーム強化の王道である、という考えが根底にあります。

 

 

この点については私は考えが異なります。

 

 

「将来性」ってなんなのか?

 

過去の歴史は全て「将来性」=「不確定リスク」であることを示している。

 

それもそのはず、レベルが高いとは言えない高校野球の地方レベルの実戦において
一部の突出した選手(藤浪や北條などのクラス)を除いて選手の実戦レベルの能力を正確に評価するのは至難の業だと思うのです。

 

高校野球でさほど目立ってなかった選手がプロから声がかからず
大学に入って4年後にドラフト1位指名される投手が多数いること自体が、その証明でもあると思います。

 

逆にしっかりとレベルの高い実戦で結果を出し続けた大学生や社会人が実力を評価しやすいのは当然だと思うのです。

 

特に投手の獲得においては、大学・社会人重視は決して間違いではない。

 

 

 

そこのところは私と考えが一致しない小関氏ですが

 

今回の阪神のドラフトは氏の考えにも合致して、前述のコラム表題となった次第です。

 

 

 

まあ少々見下されている感があるのが気になりますが(笑)

 

小関氏をはじめ、客観的に評価されるようなドラフト指名が阪神に全く無かった事だけは確かでして

 

小関氏も称賛するドラフト指名、というのもまた気分のいいものです。

 

 

改めて振り返ると

 

 

 

1位 藤浪 球界を代表するエースに

 

2位 北條 若くしてクリーンアップに座り虎のプリンスに

 

 

何度振り返ってもワクワクする指名です。

 

 

 

こうなると3位以下もいいんじゃないか?と思えてきます。

 

ここからは妄想ですが(笑)

 

 

3位 面母  150キロ連発で勝ちパターンにリリーフに名を連ねる

 

4位 小豆畑 アッと言う間に正捕手獲得、打撃も意外にしぶとい

 

5位 金田  ファームの主戦クラスとなり一躍先発候補に

 

6位 緒方  打撃で評価を上げ、シーズン後半からファームでレギュラー獲得

 

 

 

 

まあ、本来ドラフトとはこうあるべきなんじゃないかとも思いますが

 

そうもいかないというのも、阪神に限らず歴史が全てを物語っていますね…。

 

 

ドラフトって

 

 

本当に難しく…

 

 

 

面白いですね…!