小さい会社の資金繰り実務

 

さて、このところ大した記事も書いておりませんが…

 

懲りずに(!?)お読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

昨日は毎月の支払のチェックをしていました。

 

 

売上規模からすると毎月家を1件建てるくらいの支払額となるのですが
当然ながら現場が多いほど支払額が増えます。

 

 

なんともありがたい事ですが

 

お得意先様の9月決算期に合わせて数多くの現場を手掛けさせていただき
また10月に入っても弊社新年度スタートから、ロケットスタートと言える滑り出しとなり

 

 

ドドン、と請求書の山が来るわけです。

 

 

 

 

この支払というヤツは重要です。

 

カネを払う、これは信用の根本です。

 

支払でいい加減なことをすると、いっぺんに信用を無くして相手にされなくなります。

 

 

 

ですから…

 

涼しい顔をして払わねばなりません。

 

 

 

間違っても

 

「ウチもまだもらってないから、ちょっと待ってほしい」

 

などという戯言をほざいてはいけません。誰からも相手にされなくなります。

 

「あの会社は危ないで」などという噂を立てられてしまったりします。

 

 

(こんな事を言って商売をしている人がいると聞くのは驚きですが…)

 

 

 

 

 

 

この仕事は

 

支払サイトと回収サイトにズレがあるのが当然です。

 

要は、先に払わないといけないんです。

 

 

 

そのために必要な資金を「運転資金」、といいます。

 

受注が上がると、「増加運転資金」というものが必要になります。

 

それを把握しながら資金のコントロールをするのが「資金繰り」です。

 

「資金繰り」は社長の重要な仕事です。

 

 

 

何か、元・半沢直樹らしくなってきました(笑)。

 

 

 

ま、しかし…

 

 

 

実は実際の私の資金繰りは

 

 

「カン」

 

 

これだけです。

 

 

 

 

厳密に、現場ごとに支払額と回収予定などを数字化して分析すれば緻密な資金繰りができるでしょうし

 

大きな会社の資金繰りはそうすべきだと思います。

 

 

が、それのために相当の労力をかけねばならず

 

社長、または経理担当にしても時間に対する効率が悪すぎるんですね。

 

 

 

そんなことをしなくても

 

ある程度現場は安定しているので収支ズレは基本的に一定しており、大型の現場や収支ズレの大きい現場が与える影響によってブレが出るということなので

 

 

 

 

動いている現場、材料、職人さんの数

 

そして大型の現場の集金スケジュール

 

 

こんなものを日々肌で感じておれば

 

 

収支ズレはイメージできます。

 

 

それが、「カン」です。

 

 

 

わざわざ事務所に引きこもって資金繰りの分析やってても、それは収益に結び付くことではないので

 

時間がもったいない。

 

だから、「カン」でよい。

 

 

 

それができるのも、もちろん私の前職でもある取引銀行さんとの良好な関係があってこそ、という事も言えます。

 

 

 

長々と書いて、また大したことを書いていないわけですが

 

だからこそ私も現場に集中できるわけなんです。

 

 

 

 

では、今日も頑張ります!