芝生管理は続くよ
お待たせいたしました。
(誰も待ってないって?)
芝生のお話の続きです。
貼って1年目は旺盛に生育して芝刈りに苦労した芝生も
2、3年目と雑草と格闘している間に
何となく葉数が少なくなって成育も弱くなってくる…というパターンが多いのではないでしょうか。
そういう時に、またそうなる前に必要なことが
まず
「施肥」
ですね。
放っておくと、芝生は肥料不足に陥るのです。
1年目はともかく、2年目くらいから施肥を考えてやらねばなりません。
で、何をやるかと言うと
「化成肥料」ですね。
ホームセンター等で「芝生用」と銘打っているものなら、もちろんOK。
「芝生用」でなくても基本的には窒素分があって、粒が小さいものならOKです。
窒素-リン酸-カリ の成分が 8-8-8 なんてのでOKです。
この化成肥料を
少しずつ
撒いてやってください。
分量は1?あたり片手に一掴みくらいパラパラと、のイメージですね。
時期は生育時期、つまり4月から9月にかけて与えます。
毎月やるほどでもなければ年2回位でもいいですし、状況に応じます。
それと
「目土入れ」
ですね。
芝生の発根を促すのと、低くなったところを高く盛る目的もあります。
毎年が理想と言えば理想ですが、数年に一度くらいでもOKです。
最後にもう一つ
芝生は年数を経るごとに根が混みあってきます。
実はそれが生育が鈍ってくる大きな理由なんですね。
そこで必要なのが
「エアレーション」
です。
簡単に言うと小さな穴をあけてやるだけのことです。
穴には目土を充当してやります。
こうすることによって根をほぐして、さらなる発根を促すわけです。
やり方は何でもいいってなもんですが
効率的に作業をするために「ローンスパイク」という道具があります。
年数が経った芝生を元気にしていくためには、エアレーションも大変大事な作業となります。
さて、この連載(!?)もいよいよラスト1回となりました。
あと1回だけ…どうぞお付き合いくださいませ。