先日、経営方針を発表する場がありまして

外部環境についても触れておこうかと思い、改めて「住宅着工件数」という統計数字に着目してみました。


この統計は大きく3つに別れます。

「持家」「貸家」「分譲」です。

実はもう一つ「給与住宅」があるのですが、微々たる数字なのでほぼ無視できる数字です。


この中で外構屋たる弊社の主戦場は「持家」、すなわち注文住宅です。
「貸家」は年に何件かありますが、これは弊社の棟数としてはほんの一部にしか過ぎず、「分譲」すなわち建売も幾らかありますが、これもさほど多くありません。



この「持家」の数字が何と


32か月連続前年同月比マイナス…


って、これかなり厳しい環境が続いているじゃないですか。


2018年ごろは30万戸近くあった持家の件数が今年はこのまま行くと20万戸程度になりそうで、3割も減っているんですね。

3割って、かなりのインパクトです。

注文住宅メインのハウスメーカーさんや工務店さんは厳しい戦いを強いられてそうですね…。




調べてみるとハウスメーカーさんの中でも強弱が結構あるようですね。

例えば、大和ハウスさん。

弊社は取引がないのでネットで調べた程度の情報ですが、既に注文住宅事業を縮小して分譲住宅事業へとシフトする方針を出しています。

結果、注文住宅の棟数はみるみる減っているようです。


あと大手では積水ハウスさんもかなり減らしてきているよですが、一方で住友林業さんは減らしていないようです。



弊社の得意先となるハウスメーカーさんや工務店さんは懸命の努力をされているのでしょう、棟数を減らさず踏ん張ってくださっている印象もあります。


こんなふうに

最前線のちょっと離れたところで仕事をしている私達が感じる感覚としては、必ずしも3割減は当てはまっていない感じもあります。


外部環境と自社の経営は必ずしも一致しないのが私たち小さな会社の経営だと思います。


要は営業努力次第。

それが言いたくて、経営方針発表の場でもかなり詳しく住宅着工件数について話しましたが、実はかなりの一夜漬け分析だったのですけどね(笑)。


いずれにせよ、今回は住宅着工件数という統計をかなり分析的に見てみました。

一応、業界の人間としてウオッチすべき統計なので

今後もしっかり注目していきます。