12月に入りました。

ってことは、11月末に「10月の新設住宅着工数」が国土交通省より発表されていますね。


ほほう…

持家、35か月ぶりに前年同月比プラス

です。


34か月連続で前年同月比マイナスを続けていたトレンドがようやく変わった、というわけです。


価格高騰が始まって以来、3年ほどかかってようやく市場の納まりどころが定まってきた…というところでしょうか。


以前にも書きましたが、元来私はこういう景気動向ってあまり気にしていませんでした。

景気動向うんぬん以上に、自分たちの営業努力の方が大事だから、という理由です。


しかしながら、この3年ほど続いたトレンドについては考えさせられました。

逆にいうなら、3年前、またコロナ禍以前はトレンドというより小動き程度の動きでしかなかったからです。

しかし、ここまで住宅着工数が減少してくるとなると影響も感じずにおれなくなりました。


そうやって発表された統計数字を見ていると、色々なものが見えてくるのです。

例えば

持家は+9.0%と発表されましたが


地域別でいうと

首都圏 +3.0%  中部圏 +11.3%  近畿圏 +4.6% その他 +12.3%

と、かなりエリアごとにバラつきがある事が読み取れます。


分譲は -9.3% でしたが、マンション -13.1% 戸建て -7.5% と分類されます。
この数字を時系列に見てみると、マンションの方が変動性が大きいことも分かります。


こんな風に


統計数字って、色んなことが読み取れて興味深いです。


実は私、元々は数字大好き人間だったんです(^^)/


それが、数字ばかり見ていてもダメだ、とアンチテーゼに走りすぎていたなと反省もしているところです。

統計数字のみならず、本来好きだったはずの数字の分析をやっていきたいと思っています。