このところ更に広くなっているところです。
道路網の整備が進むに連れて、同じ時間でも移動時間が短縮されていくというのが大きな理由です。
加えて、大阪府下の職人さんとのお付き合いも少しづつ増えてきているのも理由の一つ。
さらに根本的な話ですけど
私たちが単に「遠いと思っているだけ」という部分も多分にあると思うのです。
例えば大阪の泉佐野というエリア。
始めて行ったころは私にとって「未知の世界」でした。
とうとう、こんなところまで来たか~と思ったのを覚えています。
しかし、ものの3回くらい行けば少し慣れが出てくるもので
今となっては一切遠いとも思わなくなりました。
時間にしても一時間ちょっと、といったところです。
実は弊社から同じ奈良県内の登美ヶ丘まで行こうとしたら1時間ちょっとかかる場合もあります。
なんならひと昔前の道路事情では登美ヶ丘まで1時間半近くかかったときもありました。
三重県の名張まで今は50分ほどで行けますが、昔は1時間かけて行っていました。
名張は昔から現場があったので普通の施工エリアだったのですが、地図でみたら結構遠いもんです。
名張や登美ヶ丘に行って、大阪エリアに行かないなんて理由はないはずなんですよね。
今は大阪府下も北摂エリアは完全にリミッターをカットして普通に行きますし、北摂に行くと兵庫県の川西市などの案件も出てきます。
さらに尼崎、伊丹など…ここらは豊中に隣接しているので移動距離も余り変わらないんですね。
北摂も兵庫も「遠い」と勝手にイメージで思っていただけなんです。
行き慣れないところは遠いところ、と思ってしまうだけなんです。
奈良県民、特に私たちのような奈良県南部の人間にとっては、昔は大阪って遠いところでした。
大阪は電車で行くところ、だったのです。
そして奈良と大阪の間にある山々、これが心理的な壁にもなっていました。
山があるため、大阪と奈良を結ぶルートは限られています。
私が子供のころは大阪に行く道路というと、私たちのエリアの者からすれば西名阪自動車道のみだったのです。
この当時は結構大変でした。
それが、2004年の南阪奈道路の開通により大きく世界が変わりました。
一気に南大阪、そして大阪市内へのアクセスが向上したのです。
しかし、私たち(私だけではないはず)の世代以上の奈良県民にとって刷り込まれた大阪は遠いところ、というイメージは簡単には変わらなかったんです。
しかし、10年以上を経てようやく私の中でイメージを刷りなおすことができました。
道路事情はさらに発展し、京奈和自動車道が開通してさらに郡山ジャンクションで接続したことも大きなインパクトでした。
大阪では2010年に第二京阪が全線開通。寝屋川、交野、枚方へ、ひいては京都へのアクセスも改善しました。
直近では阪神高速大和川線の開通。
これも結構、効いています。
それとカーナビやグーグルマップの普及というのも結構大きいですね。
見知らぬ土地に行っても、迷わず目的地へ到達できるという安心感。
気持ちの持ちよう…、これ大事ですね。
今はもう、大阪も全く遠いと思っていません。
大阪も兵庫も京都も、どんとこいです(^^)/。
あっと、滋賀はまだ…遠いと思っていますけどね(笑)。