続きましてAIのお話を。
AIやロボット等の進歩により、なくなる仕事があるとかなんとか。
「AIによってなくなると言われている仕事」というネット記事より
ちょっとコピペして、さらに抜粋しますけど
一般事務員、 医療事務員、 受付係、 AV・通信機器組立・修理工、 駅務員、 会計監査係員、学校事務員、寄宿舎・寮・マンション管理人、 CADオペレーター 、 給食調理人、 教育・研修事務員、 行政事務員、 銀行窓口係、 金属研磨工、 クリーニング取次店員、 警備員、 経理事務員、 検収・検品係員、 検針員、 建設作業員、 こん包工、 産業廃棄物収集運搬作業員、 紙器製造工、 自動車組立工、 自動車塗装工、 出荷・発送係員、 新聞配達員、 スーパー店員、 生産現場事務員、 製パン工、 製粉工、 倉庫作業員、 測量士、 タクシー運転者、 宅配便配達員、通関士、データ入力係、 電気通信技術者、 電子部品製造工、 電車運転士、 ビル清掃員、 物品購買事務員、 プラスチック製品成形工、 ホテル客室係、郵便外務員、 郵便事務員、 有料道路料金収受員、 レジ係、 列車清掃員
まあ、大まかな考え方からすればそうなるんでしょう。
現実にスーパー店員、特にレジは支払いが機械化されたりキャッシュレスもあったりして如実にレジ店員さんは減った感があります。
しかし色々とツッコミどころもあるかと思います。
行政事務員。
つまりは公務員ですが、これは簡単には減らないでしょうね。
AIの話とは別に現状維持バイアスが強くかかるので、自らの首を絞める改革なんてなかなか進まないものです。
議員の数を減らすのが進まないのと同様です。
あと、色々挙げられていますが要するに「誰でもできる仕事はAIやロボットに取って代わられるよ」と言いたいんでしょうね。
いやしかし、誰でもできる仕事ではない仕事だって取って代わられる可能性の高い仕事がありますよね。
通訳とか翻訳とか…これ現状もかなり進んできている分野です。
あとプログラミングの世界などもAIに取って代わられる可能性がでてきた、とか。
画像などを生成するAIも出てきていますから、デザイン関連の仕事も無くなりはせずとも減っていくのかも知れません。
こういった高度なスキルが必要とされる仕事なども、AIにかかると軽くやってのけてくれる…そんな事も予測されるようになってきているのです。
これはもう、何が起こるか分かりませんね…・
しかしながら
これだけは言いたい。
住宅ある限り、私たち住宅業界の仕事がなくなる事はないんです。
先ほどのリストの中に
「建設作業員」
と、あります。
いやいや…、これを挙げた人、あなた建設現場知ってるんですか?
そう問いたくなるわけです。
そりゃ、まったくロボット等による発展がないとは言いませんが。
しかし、建設現場とは…特に住宅の現場というものは全てが違う現場なのです。
そして、そこに住むお客様がいらっしゃる。同じ現場は一つとしてないんです。
そして
作業員じゃない、職人なんです。
また、私たちの外構エクステリアの業界。
この業界については、また違った側面から指摘出来る事があります。
進歩が遅い。
ネガティブな物言いになってしまいますが、事実です。
なぜか。
業界が小さいからです。
マーケットが小さく、また大企業が取り組みにくい分野であるため小さい会社ばかりの業界なんです。
その小さい会社もそうですし、それを対象とする資材系メーカーにしても研究開発にかけるおカネがそう大きくならないのです。
もちろん、公的なおカネが流れ込むことも殆どありません。
進歩にはおカネが必要なんです。
おカネが少ない業界の進歩は、相対的にどうしてもゆっくりになるんです。
何が言いたいかというと
私たちの業界は、まだまだ長きに渡って安心して働ける業界だということ。
最近は、そんな事をスタッフや職人さんたちにも伝えているところです。