野球の北京五輪最終候補が発表された。

 

 

それにしても危険を感じるのが
星野仙一監督の「上原信仰」だ。

 

 

 

昨年のアジア予選の韓国戦、僅差のゲームの最終回に上原が登場した。
それまでの緊迫したムードと裏腹に、上原は自身の投球の真骨頂であるストライク先行であっという間に相手打者を追い込み抑えきったのである。

 

 

そのときの投球を星野監督は大絶賛した。

 

 

確かに国際試合、大舞台で上原は強い。

 

そしてベンチで見ている監督からすれば

 

「無駄なボール球がない」「とりあえずストライクを投げられる」上原の投球に安心感があるのもわかる。実は私も韓国戦の上原の投球を見たときに感じたことである。

 

 

しかし

 

今年の上原の状況から、それでも上原を起用することに多大な違和感を感じるのは私だけではないだろう。

 

 

何でもそうだが
「過去の延長に未来はない」のである。

 

プロ野球のレベルの中で特に投手については2年続けて活躍することすら難しい。
今年の上原は明らかに昨年の状態より悪いのは明らかであり、それは決して珍しいことではないのである。

 

リーグ戦でまともに投げられない状態が続いている上原が五輪本番に復活する可能性はゼロではないが、根拠は何処にも存在しない。

 

 

実績にすがって根拠のない期待をするよりも現在リーグ戦で結果を出している選手を起用するのが正しい判断だと私は思うのだが如何であろうか。

 

 

もちろん上原復活の可能性もあるだろう。
その場合は星野監督の眼力には恐れ入ることになる。

 

 

 

いずれにせよ

 

 

私にとってのオリンピックは当然ながら野球が一番の興味である。

 

普段から興味のない柔道や水泳、さらにはレスリング等を見ることはないだろう。