昨日の巨人―阪神戦で観客席のファンがラミレスのホームラン性のボールを妨害したとの「疑惑」がありました。

 

そのことを肯定するわけではありませんが、その話は置いておいて
このプレーを判定した真鍋塁審。

 

コアな阪神ファンならご存知のとおり。

 

 

 

高校卒業後、ドラフト下位(私の記憶データベースでは5位)で阪神に入団したピッチャーです。

 

 

時代は85年に阪神が優勝したその翌々年のオフ。

 

すさまじい負けっぷりで歴史的な最下位に沈んだ年のオフ、吉田監督に代えて村山実監督が登場したときの話です。

 

 

誰しも「若手の登用」を突破口に考えたがる中、秋季キャンプで村山新監督の目にとまったのが真鍋投手でした。

 

秋に行われた巨人とのオープン戦で、それなりの好投(私の記憶データベースでは2回無失点)を見せてくれたのです。

 

大絶賛の上、期待を込めて背番号20をもらった真鍋投手。

 

監督の期待、マスコミあおりを受け、私もすっかり期待してしまいました。

 

 

翌年はアメリカ留学メンバーに選出されました。
(あの代打の神様・八木裕もこのときアメリカ留学していますね)
ところが留学中に肩を痛め、その後は忘れ去られる存在になっていったのです。

 

しばらくして審判になったと聞いたとき、「へえ、あの真鍋がねえ~」とファンは思ったものです。

 

 

それ以後の教訓です。

 

 

実績のない若手投手への期待は信じない。
ブルペンで見ると実力以上の期待をしてしまうものなんです。

 

 

ちょっと前にも加藤という投手や田村という投手が秋季キャンプで期待されましたね。いずれも数年内に退団しています。

 

 

まさに真鍋氏に学んだ強烈な教訓でした。