言ってる間にキャンプも終わりますので、ここらでキャンプの話の続きを。

キャンプ中のオープン戦も始まりました。


それにしても気になるのが実戦の機会の不足です。


オープン戦とは別に「練習試合」なるものもあるのですが、これが今年は少ないように思いますね。また対外試合ができないなら紅白戦という手もあるのですが、これも2試合だけしか行われていません。


この試合数で、選手間の比較検討したり一軍候補を絞り込んでいくには少ないように感じます。

特に、投手。


投手は調整登板というものが絶対的に必要なわけで、3月に入ると主力投手は開幕ローテを逆算しての登板の機会が必要となります。


3月のオープン戦って、14試合しかないんですよ。

さらに雨天中止ってこともありますしね。


そんな中で「若手」と呼ばれる投手たちの登板機会など、僅かしかありません。
まあ9日の甲子園まででしょうね(その後は関東遠征になる)。


もちろん二軍の教育リーグとかもあるのですけど、結局一軍の投手たちが調整登板で教育リーグで投げる、というパターンも毎年のように繰り返されています。


もうちょっと2月から実戦の数を増やすべきでは…というのが私の個人的な意見です。



そしてその「若手」投手陣ですが


門別が開幕ローテに近づいているようですね。

実績組が才木、村上、大竹、西勇、ビーズリーといるので、開幕時点ではあと一人となります。そこに誰が入るのか、がファンの注目点となっています。


今のところ

門別>伊藤将>富田>>デュプランティエ>>>>及川>伊原

でしょうか。

しかしデュプランティエと伊原はまだ試合で投げていませんからね…。

前述のように、3月10日になったらもう登板機会も限られてくるわけですから、果たしてどれくらい登板のチャンスがあるのかどうか。

いずれにせよ先発では門別に期待が高まっているところです。


そしてブルペン陣はどうかと言うと
こちらの方がもっと登板機会が必要だと思うのです。


実績組は岩崎、桐敷、石井、ゲラの4人。

しかしリリーフは特に状態の見極めが重要であり、実績組の今年が昨年同様であることは歴史的にも少ないのです。

なので彼ら4人も決して勝ちパターン確定にしてほしくないところです。


あと最大で4人、誰を入れるかという事になりますが

ここらへんを、もっと見たいのですよ。


昨日の試合で岡留と岩貞がダメでしたが、他の投手も含め何度か登板しないと見極めが難しいんです。

注目はネルソン。この投手が一年間ブルペンに入るレベルにあるかどうか。

漆原や島本の状態はどうなのか。畠はどれくらい通用しそうなのか。
川原なども一軍戦力に入ってこれるのかどうか。

ルーキーでは木下、育成ながら剛速球を投げている工藤はどうか。

二年目の石黒、松原あたりももっと見て行かないと分からないのでは。

そしてそれによって先発ローテに入れなかった投手たちをリリーフに回すのかどうか。特に富田あたりはリリーフに回されそうな気配が漂うところですね。




開幕したら、急に毎週6試合が続いていきます。

ですので1,2週間もしたら状態が結果として明らかになっていくものですけど、それを開幕前に掴んでおくことが重要なのでは、と思うわけです。


そこらへんが藤川新監督に期待したいところですね。