もうすぐWBCですね。


野球ファンの私としては

一秒も見る事のなかったサッカーのワールドカップよりは見ます。


しかしですね…

どうも心の底から楽しみ、という感情にはならんのです^^;


それは歴史的な経緯によるもののようです。


過去来、侍ジャパンにおいて阪神の選手が活躍した歴史があまりないのですね。


唯一、話題になり得るのが


2013年のWBCにおける鳥谷の盗塁。


うん、まあアレはアレで素晴らしかったんですけど

盗塁ですからね。打ったわけでもなく。


そもそもですが

侍ジャパン、すなわちプロ野球の日本代表が活動するようになったは2004年のオリンピックからです。


オリンピックの野球は元々アマチュア選手の日本代表でしたが、2000年のシドニー五輪にプロアマ混成チームになり、2004年からオールプロになったわけです。


2004年、前年に星野監督で優勝を遂げた翌年、アテネオリンピックの代表に阪神から選ばれた選手は、というと

安藤と藤本。

確かに安藤はセットアッパーで大活躍しましたし、藤本はレギュラーを奪取して3割を打ちました。


いや、しかし…


チームの主力は

エース・井川、打の主力は赤星、今岡、金本、矢野らだったはず。


彼ら主力を呼ばず、安藤と藤本ですか…。


結果、安藤は大事な試合ではないところで1試合投げただけで終わりました。しかも打たれました。2004年は開幕から安藤の調子はイマイチだったのです。

藤本は代表でセカンドのレギュラー的なポジションでしたが、バッティングで大活躍する選手でもなく、やはり脇役で終わりました。


要は阪神の選手には期待していないんだな、と少しひねくれた思いで見ていたものです。


その後の日本代表においても

藤川球児が何度か出ていますが、結構大事なところで打たれたりして最後ダルビッシュにクローザーを奪われたりとか。

能見や岩田が出たこともありますが、目立った活躍はなし。

前述の鳥谷も盗塁で脚光を浴びましたが、その試合は9番・サードですからね。


そうなんだ、ショートは巨人の坂本で鳥谷はサードなのか…と、微妙にテンションが下がるものなのです。


直近の東京オリンピック。

阪神からは青柳、岩崎、梅野が出場しました。

しかし梅野は控え捕手です。ほとんど出番もありません。
青柳は数試合投げて打ち込まれてしまい、その後は出番なし。
岩崎は頑張りましたが、そのシーズン中も調子を落していた時期もあったのでヒヤヒヤして見ていました。

日本代表は金メダルを獲りましたが、阪神勢は話題にもならず、やはり脇役でしかなかったのです。



そして、今年のWBC。


阪神からは中野と湯浅が選出されています。

中野は内野の控えです。
大方、ショート源田、セカンド牧で行くのでしょう。

おそらく出番は少ないでしょうね。


湯浅は何とも分かりません。
何せ実績は昨年の一年しかないので、こちらも不安要素が大きいところです。


ただ代表のリリーフ陣は

松井裕樹、栗林、大勢、湯浅、宇田川の5人ですので、松井裕樹以外の実績は似たようなものです。栗林が2年、他の3人は1年のみですから。

そうなると調子の良いものがどんどん起用されることになるでしょう。

果たして湯浅の状態がどれくらいのレベルで本番を迎えることになるのか。


あと、先発投手陣から一部リリーフまたは第二先発という形でイニングを食ってくれないと5人では負荷がかかりすぎるのも心配です。


そういうわけで

やはり阪神勢はいつもどおり(!?)脇役にとどまりそうです。



まあ、一応は見ますけどね(笑)。