まだ野球やってたんですか?(笑)
いや、それどころじゃないんです。
ドラフト、です。
ホント、ドラフトって大事です。
今の阪神が強くなったのは間違いなくドラフトの成功によるものです。
投手陣は才木、村上という若きダブルエースに高橋遥人を加えて強力な3本柱の時代がしばらく続くでしょう。ちなみに3人ともドラフト1位ではありません。
才木は高卒3位、村上は大卒5位(!)、遥人は大卒2位。
リリーフで活躍した桐敷は大卒3位、石井に至っては独立リーグ出身の8位(!!)。
完全なドラフトによる勝利です。
結論。
投手は下位でも好投手が獲れる。
特に大卒、社会人、独立リーグから獲るのがよい。
続いて野手陣ですが
大山、近本、佐藤輝、森下のドラ1カルテットが主軸です。
そして中野、木浪、梅野、前川といったところがレギュラーメンバーで、純国産しかも全員が生え抜きという素晴らしい陣容なのです。
今年、優勝を逃したことについては、野手陣としては中野と木浪の不振や梅野、坂本の捕手陣のパフォーマンス低下もあったでしょう。
しかし、ひと昔前の阪神から考えると夢のような陣容であるとも言えます。
例えば10年前の、とある日のスタメン。
鳥谷、大和、西岡、ゴメス、マートン、福留、新井良、藤井
生え抜きは鳥谷と大和の二人だけ。
しかも1,2番なので、クリーンナップ以降は移籍組と外国人ばかり。
では当時の生え抜きは一体誰がいたのか、というと
上本。
来期は一軍のコーチを務める、素晴らしい選手でした。
しかしケガが多くレギュラー定着ができなかった。
それ以外だと…ほとんど見当たりません。
それはドラフトで「小兵コレクション」ばかりしていたからなのです。
足は速いが塁に出れない。
ついでに足は速くとも盗塁できない。
そんな代走、守備固め要員ばかり集めてどうするんですか、と。
二軍を見渡しても期待の若手が殆どいない状態。
言わば「生え抜き暗黒時代」でした。
他球団を見るとドラフトで獲得した若手野手が躍動しているのです。
ドラフトでは「高校通算〇〇本」という期待のスラッガーたちが他球団には続々と入るのに、阪神は見向きもせずに投手メインに指名して野手は小兵コレクションの連続。
そんな時代を経て今を思うと、いかにドラフトが大事かを痛感するのです。
現在は前述の4人のドラ1カルテットが主軸を張ってくれています。
すなわち、主力候補の野手はドラフト1位で獲りにいかないといけない。
もちろん伊藤隼太や高山のようにドラ1でも成功とはならない場合もありますが。
結論。
野手はドラ1で獲りにいくべき。
よって導かれる今年のドラフトは
1位 宗山 塁
私なら一択です。
もちろん、1位だけでなく下位まで全てが重要です。
さあ、注目してまいりましょう…。