本日、阪神タイガースより戦力外通告の発表がありましたので、臨時投稿です。
昨年、優勝から日本一となった中でもブログ投稿はしておりませんが戦力外通告については書いていますね…。
今年戦力外通告を受けたのは
高浜、加治屋、片山、遠藤、岩田 の5人。
やはり寂しい気持ちになります。
私はマニアレベルの阪神ファンなので、ドラフトの翌日に全選手を頭にインプットします。だから移籍入団の高浜、加治屋を除いてドラフトからの思い入れがあります。
片山、育成から入団して6年かあ。今年3割打って頑張ってたんだけどなあ。
遠藤、高卒で5年かあ。今年は出塁率上げて盗塁も頑張ってたんだけどなあ。
岩田、変則左腕で今年は二軍でも抑えていたのになあ。
でもこれ、支配下枠70人というものがある限り戦力外通告はどうしても避けることができません。来たるドラフトで、やはり6人程度の指名をしていきたいからです。
戦力外通告となる選手の予想というものもYouTubeなんかでは結構出ていました。
もちろん私も何となく予想はしていました。ブログをはじめ口外したこともありませんでしたが。
しかし巷の予想では人数的に足りなかったのです。
ノイジーとミエセスの両外国人と、あと4人ほどの名前が飛び交っていました。
両外国人の枠については、新たな新外国人選手の獲得枠となるでしょう。
なので、そこは枠のカウントにはならない。
もう少し踏み込んだ戦力外通告があるんじゃないか…と予想していたのです。
名前まで書きませんが、その予想は一部的中しました。
しかし、これも阪神が強くなった証だと思えます。
すなわちドラフトが上手く機能してきた結果なんです。
数年前まで
ドラフトの度に私は落胆し、そしてその予想以上(以下と言うべきか)に期待を下回り続けた歴史があったのです。
特に野手は
鳥谷以外の生え抜き野手がほとんどいなくなり、福留、西岡、糸井といった移籍選手が主軸を務める期間が長かったんです。
ようやくドラフトで大山を指名したころから流れが少し変わり、同じく糸原がレギュラーに定着。そして近本が入団して一軍の主力に生え抜き野手が揃ってきました。
そうしてドラフトで指名した野手が一軍に名を連ねる一方で、二軍の方は寂しい状況が続きました。
高卒の野手は指名が滞っていた時代があり、小幡の入団が高卒野手4年ぶりでした。そしてその4年前は植田海でした。
2人とも守備と走塁に長けた二遊間の選手です。
クリーンナップ候補とはなり得ないタイプです。
そして植田海が一軍に主に代走として定着していった後は、二軍の野手陣は惨憺たる状況でした。小幡を除いて、もはや一軍で上がる見込みのない中堅野手や他球団から移籍してきた野手ばかりが名前を連ねる状況。それも守備走塁型の小兵コレクション状態。
期待の若手野手など皆無だったのです。
それが、どうでしょう。
それら中堅野手が去り、ドラフトでしっかりと打撃に期待できる選手の指名を重ね、今の阪神は期待の若手野手が多く揃う夢のある陣容になりました。
よって
戦力外となる選手のレベルも高いんです。
遠藤が戦力外となったのは、その象徴だとも感じます。
これまで地道な成長をしつつ、今年も一定の仕事を二軍でしていた遠藤が戦力外となるくらい、他の選手のレベルも高く、そして期待の若手のドラフト指名ができてきたのです。
遠藤と同じ内野手の後輩となる
高寺、戸井、山田、百崎。
彼らが今後どのような成長曲線を描くのかは未知数ですし、成長がなければ遠藤のように戦力外候補となるかもしれません。
レギュラーとは限らずとも、一軍で出場できる見込みのない選手を置いておく余裕はない状況にする。
これぞ、チームが強くなる状況です。
阪神は強くなりました。
そして、まだまだ強くなるでしょう。
そんな事を思った戦力外通告の日でした。