シンボルツリーの選び方講座 番外編
奈良で外構・エクステリアの専門店「リーフユニティ」をマネジメントしている植田です。
大好評のうちに終了した(誰も言ってないか)「洋風住宅にマッチする」「シンボルツリー」の選び方講座の番外編です。
これまでに紹介した8種類(シマトネリコ、ソヨゴ、ハナミズキ、ヤマボウシ、シャラ、モミジ、エゴノキ、カツラ)以外にも、洋風のシンボルツリー候補は存在します。
一つが「オリーブ」です。
こいつが何故8種類のうちに入らなかったかというと…
「高い」
からです。
シンボル以外で小さなヤツを植えるならならまだいいんです。
そこそこの値段で手に入ります(割高ですが)。
しかし、シンボルにするとなると最低でも2メートルは欲しいですよね。
しかも、幹周もそれなりにないと格好悪いです。
それを満たすオリーブは高価です。
他のシンボルツリー候補の倍くらいのイメージでしょうか。
また、手に入りにくい。
正直、当社の在庫も品薄です。
それでも是非、という方はシンボルツリー候補に挙げられます。
二つ目が「ミモザアカシア」。
こいつは2月の末から3月ごろに花が咲くんですが、その様子が見事なんです。
黄色い花が樹いっぱいに咲きます。
こいつを8種類の中に入れなかった理由は…
「デカくなりすぎる」
からです。
ヒョロヒョロと伸びていくんですが、非常に伸びるのが速いです。
根がしっかり張っていないのに構わず伸びていきます(よって風にも弱い)。
枝もグングン伸ばします。
年1回、思い切って剪定してやる必要があります。
ですから手間がかかりますし、広いスペースが必要になってきます。
シンボルツリーのスペースを広く取れて剪定の手間(コスト)をかけられる場合は候補にあげることができます。
オリーブとミモザアカシアはいずれも樹としては魅力的です。
以上の点さえクリアできれば、きっと目を惹くシンボルツリーになると思います。
さて、番外編も終了しました。
次回連載は(まだやるのかって?)低木編をやりたいかな、って思っています。
お楽しみに!