小さい会社の経営者の読書
最近、また以前に読んだ本を引っ張り出して読んでいます。
読んだ内容を頭に染みいらせるために同じ本を何度も繰り返して読むんです。
読書というのは一回読んだ段階では「印象」しか残りません。
「面白かった」「参考になった」 これくらいですね。
本というものは、そう印象づけさせるために種々のエピソードであったりドラマティックな構成があったりするものです。
そこでは「他人事」として理解するのです。
自分の事にしっかり落とし込めている訳ではありません。
二回、三回と読み込んでいくうちに
「この本に書いてある『イイタイコト』は結局こういうことなんだ」と言う事が絞り上げられます。
そうやって行動に移すべきポイントがハッキリ見えてきます。
また以前読んだとは言え、モチベーションUP効果もそれなりにあります。
全くおカネもかからない、有効な時間だと思っています。
経営者という人種にとってビジネス書を読むという行為は、なんとも気持ちのいい行為なんですね。
モチベーションがグッと上がる、そして経営について勉強した「つもり」になる。
本の内容を参考にして自分の会社をもっと良くしていこう…と夢が広がります。
ちなみにセミナーなどに参加しても同じような効果があります。
しかし、リアルに行動を変化させて習慣化させることに成功した事と言えば…僅かだったりします。
もちろん私もキッチリそういう人間です(笑)。
それが普通の「まともな」経営者だと思っています。
実は、今読んでいる本にそういった記述が多数登場します。
以下、コピペですが
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どんな会社でも、「嫌な話は社長の耳に入れないでおこう」と思うのがまともな社員です。「こんな話をしたら、社長は怒るかもしれない」という出来事を、誰が進んで報告するでしょうか。隠そうとするのが当たり前です。
社長はどんどん現場に出なければならない。そう言われてすぐに実行できるほど、人間は優秀ではありません。分かっていても、ついつい社長室に閉じこもってしまうのが人間です。そんな人間心理を理解し、それに即した経営をすることが重要です。要するに、社長が現場へ出て行くには、相応のしくみが必要です。
「さあ、みんなでサンクスカードを書きましょう」と言うだけで、書くような柔な社員はいません。そんなものはしくみではありません。
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「人を信じても、仕事を信じるな!」
小山昇氏の著です。
「普通の」「まともな」社員はせざるを得ないようなしくみを作っていくのが経営者の仕事。
実は最近私も改めて痛切に感じたことがありました。
「これだけ言っているのに、なんで伝わってないんやろう…」と思うことがあったのですが
これも全て私の責任。社員はいたって普通に仕事をしているつもりなんです。しくみができていないだけの話なんです。
そんなわけで、この本を読むのも3回目か4回目…
やはり全然身についていない自分を感じつつも、著者の「イイタイコト」は掴めてきたかな。
やはり経営者にとって読書は必要ですね。