シンボルツリーの選び方講座2
奈良で外構・エクステリアの専門店「リーフユニティ」をマネジメントしている植田です。
「洋風住宅のシンボルツリー」の選び方講座
の続きです。
前回、7種類の代表的な庭木に絞りました。
個人的に私が一番好きなのを一番手に紹介しますね。
「エゴノキ」
です。
5つの落葉樹の中の一つ。
みどころは、もちろん花。
この花が木いっぱいに咲いている様はサイコーに素晴らしいです。
シンボルツリーを選ぶ基準は色々あって、どれを選んでも問題ないのですが「花」を重視する場合はこのエゴノキが上位に来ます。
写真は白ですが、ピンクの花が咲くものもあります。
これまた可愛い雰囲気になります。
株立ちの樹形が良く、繊細な枝なども見どころです。
落葉樹なので冬場は緑がなくなりますが、その姿も様になっています。
ただ、問題なのが「テッポウムシ」と言われる虫害です。
この虫はカミキリムシの幼虫のことで、樹木の幹の内部に侵入して軸を食い散らかしてしまうのです。エゴノキは美味しいのかコイツが発生するケースがあります。
毛虫に葉が食われる程度ならどうってことないのです。
また新しい葉が出ますから。
でも、軸を食われたら木もたまりません。
あっと言う間に枯死してしまいます。
対処法はただ一つ。
テッポウムシが侵入した軸からは糞として木屑が出ています。そこには1cmほどの小さな穴が開いています。それがテッポウムシ発生のサイン。
見つけしだい即その穴に殺虫剤を原液のままスポイド等で注入してください。
早期発見が肝心です。
こんなことを書くとエゴノキを敬遠されるかも知れませんが、必ず発生する訳ではないので心配しすぎないようにしてくださいね。
実は私の自宅のシンボルツリーもエゴノキです。
10年になりますが、テッポウムシが入ったことはありません。
ちなみに現在、ピンクの花が咲く(はずの)株立ちのエゴノキが入荷しています。
私が自分の家に植えたいくらいですが、現在嫁入り先を募集中です!
樹形も良く、なかなか入手できない1本。
絶対のおススメですぞ!